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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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PLUTO 4巻

今年の初読みはこれ。
表紙の天馬博士を見て碇ゲンドウを思い出したのが、自分だけでないと思いたい…。

PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4)PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4)
浦沢 直樹 手塚 治虫

by G-Tools


壊れかけたロボット犬を必死で助けようとするお茶の水博士にじーんと来た。彼が白なら、アトムの生みの親である天馬博士は黒。彼はロボットを人間に近づけてはならないと言い残して世間から姿を隠す。

場面は変わり、生みの親を殺され、激情のあまりコントロールが外れそうなエプシロンの表情がたまらなくいい。彼は世界最高レベルのロボットのひとつだ。

ロボットが究極まで人間に近づくとどうなるか。
あるいは、究極に人間に近いロボットを作るためにはどうすればいいのか。
その答えがめっぽう黒かった。でも恐ろしいほどの説得力。
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完全なロボット

  • by めりる
  • 2007/01/11(Thu)16:35
  • Edit
初読みおめでとうございます♪
天馬博士は私としてはもっと自信満々で高らかに笑っているイメージなので、なんというかアンニュイで悲哀に満ちてそうなこの博士はちょっと??なのですが、今後の展開を見守ります。

原作の「鉄腕アトム」では、完全なるロボットとは何か?というテーマがありまして。手塚スターシステムキャラの一人、スカンク草井が「アトムは完全なロボットではない。なぜなら悪事を働かないからだ。完全完璧なロボットとは悪いロボットだ。」と主張するシーンがあります。これはお茶の水博士に言っていて博士はアトムは今のままでいいんじゃー!と苦悩するんですが。浦沢さんがこれを踏まえているのは確実かと推測してます。

何をもって完全とするのか、そもそも完全なロボットなんて必要なのか、でも純粋に研究心を満足させるだけならそれも有りかもとか、考えはじめるとドツボにハマります。結局ロボットはヒトを写す鏡であって、ヒトとは何か、に行き着くのかもしれません。
新年から好き勝手に書き逃げ失礼しますー。

Re: 完全な人間?

  • by O-bake
  • 2007/01/12 11:46
初書き込みありがとうございます。こちらは相変わらずの出不精ですみません。
さっそくですが、浦沢版の天馬博士、自分的にはかなりツボなんですよぅ。マッ●サイエンティスト十秒前、しかも影をいっぱい背負い込んで、という風貌がとても素敵です。そもそもアトムを作った動機からしてあれですから。(あえて伏せます)

完全なるロボット>なるほど、原作にちゃんとあるのですね。ロボットを人間に限りなく近づけるならば、良心だけでなく憎しみや恨みその他マイナス面をもたせなくてはいけないと。
その一方で、もしロボットに人間の理想形を求めるなら、それこそ、アトムみたいなロボットがいいわけです。アトムの原作は「地上最大のロボット」しか読んでいませんが、それでも、手塚氏がロボットに理想を託していたのだと強く感じられます。
言い方は悪いですが、人間のいいとこ取りをして、なおかつ強大な力を持って人間とともに生きる存在。
ロボットはヒトを写す鏡>まったくその通りですね。リアルの世界でも、つくり手の価値観がそのままロボットのありかたに反映されるのでしょうね。

年初から濃い書き込みありがとうございました~。

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