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びおら弾きの微妙にズレた日々

ハンドルネームの話

管理人のハンドルネームはO-bakeと書いて「オバケ」と読みます。これは中学生の時のあだ名に由来しています。友人からは「オバケちゃん」とごく普通に呼ばれていたし、自分としても気に入っていましたが、初対面の子にとっては一瞬ぎょっとするひびきがするらしく、最初は「ほんとにオバケって呼んでいいの?」とよく聞かれたものです。もちろんOKですから。


もともとは同じクラスの悪ガキどもが、人のことをバケモノ呼ばわりしたところから始まります。その理由は何というか、たぶん普通の女子とは違う何かを持っていたためではないかと思われますが、それが彼らにとってはある意味脅威になる何かだったのでしょう。半分恐れられ半分からかわれで「うわー、バケモノが来たー」→「なにを失礼な! どうせ呼ぶならオバケとお呼びヾ(*`Д´*)ノ"」「(うへー、言い直し)オバケが来たー」というノリで、それならいっそオバケちゃんでどうだということで落ち着いたのであります。その後何の違和感もなくクラス全体に広がりました。その一番の原因は本人が嫌がるどころか、そのあだ名を気に入っていたことにあるのでしょう。

だって「オバケ」って音の響きが可愛くないですか? 「化け物」と同類の単語として「幽霊」とか「妖怪」とかありますが、「オバケ」の親しみやすさときたら! もっともこれは「オバケの◯太郎」などコミックの影響もあるとは思いますが。そして可愛いくせに、いっちょ前に暗い部分、謎の部分も残しているわけです。
中学生という年頃はひどく自意識が強くなり、自分(あるいは人間全体)が抱えるの暗黒の部分に特に注意が向き、それを恐れたり閉じ込めたり、逆に見せびらかしたくなるものです。「オバケ」という単語はそういう危うい時期にある女子中学生の自意識にぴったりはまり込んでしまいました。

その後、高校進学と同時に「オバケちゃん」というあだ名は消えます。というのは、同じ中学からその高校へ進んだ同級生が一人もおらず、さすがに知り合いが誰一人いない環境で「プリーズコール・ミー ・オバケ」と言えるほど強くありませんでしたし、そういうキャラも演出できませんでした。

それからまたさらに時は流れ、この世に新しくネット世界というものが立ち上がります。今でこそ実名を晒す人が多いですが、少なくともフェイスブックが登場するまでは「本名は隠すものだ」という認識がネット世界の住人にはあったと思います。ホームページを開いたり掲示板に書き込んだりするためには、まず筆名ならぬハンドルネームを決めなくてはなりませんでした。それでこのブログの前身となるホームページを立ち上げる際にふっと沸き上がってきたのがあの「オバケ」。まだ海のものとも山のものともつかなかった電脳世界を彷徨う分身としては、ぴったりな名前だと直感しました。さすがにカタカナ表記だと野暮ったいので、少し手を入れて「O-bake」。

ということで、このハンドルネームは単なる匿名性を表すものではなく、ネット世界での第二の人格を表す名前となっております。といいますか、むしろ本名が仮面であり、文字を操ることで電脳の海を自由に動き回るO-bakeこそが自分の本体ではないかと思う次第です。ええ、O-bakeというのはそんな存在です。
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