「GWはGW(ガラスウィーク)!」というキャッチにひかれ、娘と一緒に瀬戸の旧市街地へ行ってきた。旧市街地にはいくつかアーケード街があって、その中に点在するギャラリーがガラス作品の展示・販売・製作体験などを提供したのだ。瀬戸と言えばせとものの町だけど、実はガラスの材料となる良質の珪砂の産地でもあり、ガラス作家が育っている町でもある。
製作体験のほか、商店街では、ガラスの風鈴に絵付けをする、スタンプラリーを開催してスタンプを決まった数集めるとガラス製品の景品がもらえる、大おはじき大会などの遊び企画も開催(子どもよりも大人が本気を出す?)。スタンプラリーの景品はかなりいいモノだった(←ガラス作家による手作りペンダント)
天気に恵まれなかったせいか、人出は今ひとつだったが、おかげでゆっくりギャラリーの中を見学できた。娘はトンボ玉に目がないし、自分はとにかく目の保養がしたいしで、興味深いもの(雑貨から芸術作品と呼べるような手作り作品まで)たくさん見てきた。店番をしているおばさんたちは気さくに話しかけてきてくれて、作品の解説までしてくれた。こういう、「あと一歩でお節介になる」ちょっと手前の気遣い、優しさなども心に残る。
うちの近所もそうだけど、瀬戸の町は平成に取り残されてしまって未だに昭和の世界だ。今ならそれを強み(観光としてのウリ)に変えることもできるが、まだまだ残念!な面もある。
たとえば。
旧家を改築したギャラリー兼和風カフェにて休憩する。縁側からなかなかいい感じのショットが撮れた。
ところが、ちょっとアングルを変えるとこれ。
素敵な縁側の向こうに素敵な庭があるのに、さらにその向こうに立ち並ぶのは味気ない事務所や工場。これでは日常が近すぎて隠れ家気分を味わえない。さりげなく目隠ししてくれればいいものを。
他にも商店街を歩くと、小じゃれたギャラリーのすぐ横が閉店してシャッターが下りたままの店だったりするので、興ざめしてしまう。もうちょっと気を回せば某昭和村より味わい深い町になると思うんだけどねぇ。
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