だらだらと続いてきた旅行の話もそろそろ終わりにしよう。
最後は印象に残ったものランキング。
美しさに感動した景色No1
霧多布岬から見た霧多布湿原。
地の果てを感じた景色No1
稚内の「氷雪の門」から見える海と町の景色。
感じのいい道の駅No1
網走の「流氷街道」
ここで過ごした夜が一番快適だった。トイレがきれいで充実している、無線LANが使える、売店が閉まっていてもテラスのテーブルとイスは使える、すぐ裏手に河があって魚がたくさん釣れる、などなど。おまけに朝起きたら虹が出ていた。
海の幸のごちそうNo1
道の駅「マリーンアイランド岡島」の食堂で注文した海鮮ラーメン。大きな蟹の足、立派なホタテ2粒、殻つきのぷりぷりしたエビ2匹がラーメンの上に鎮座している。これで野口英世さん一人分のお値段。写真を取り損ねたのがつくづく悔やまれる。
期待はずれの観光地No1
宗谷岬。モニュメントは許せるが、観光バスが何台も止まり、四方八方土産物店だらけ。観光客が多すぎて「北の果て」の空気がまるでない。かく言う自分たちも観光客の仲間だったりするのが悲しい(>_<)。そして富良野の地では、観光客が多くても土産物店が多くても許せてしまうのだった。
壮絶なほど何もなかった場所No1
道の駅「さるふつ」のキャンプ場。曇天の下、強風の吹きすさぶ草原しかなかった。あたりにある人家といえば、道の駅の施設だけ。そんな場所にテントを張って寝る勇気はありません。
北海道で見つけたヘンなものNo1
中富良野の個人ファームで花畑の番をしてた案山子たち。遠目にはオジサンが立って何かやってるな、と言う風にしか見えない。しかし近づくと、それは作業服を来たマネキンだった。しかもお兄さん?!
さらに!
お土産販売所のとなりにトイレがあり、そのまたとなりにライダーのための「休憩所」があって「ご自由にお使いください」と看板が立っているのだが、その中はどう見ても農家のおばさんたちが野菜の仕分けをしているとしか見えない。このおばさんたちも実はマネキン。正直言って恐いです。これでのんびり休憩しろと言われてもねぇ……。はっ。こうしておけば、たとえ女の子1人がくつろいでいてもヘンな虫が寄ってこない? だとしたらすごいアイデアかも。
あとはもう、大した話題じゃないのだが、北海道に行って新鮮だったこと、へぇと思ったこと。
・新学期が8月19日から始まってる!
朝、キャンプ場や道の駅を出て走っていると地元の子どもたちの登校姿が見られた。稚内では集団登校、旭川では個人で登校だった。一瞬、うちの子らをズル休みさせているような錯覚。
・車の運転は追い越しが基本?
市街地をのぞいて、道を走る車の台数が少ない北海道。まっすぐて見晴らしのいい、片側一車線の道が続く。普通の国道でも平均時速は60~70キロ。前を走る車に追いつくと当然のように反対車線にはみだして追い越してゆく。(もちろんセンターラインが白い破線のとき)あたかも、追い越すのがマナーであるかのように。おかげでゆっくり走っていてもあまり後ろに気を使わなくてもいい。前の車が遅いからといってイライラする必要もない。合理的だなぁと感心した。ただし、正面衝突の事故は結構あるみたい。
・ゴミはお持ち帰り推奨
旅をしていると、ゴミの処理に結構困る。特に食べ物を買って車の中に持ち込んだあと。道の駅で処分すればいいやと思っていたら、ゴミ箱のない道の駅多数。中には有料でゴミを引き取ります、というところも。原因は持ち込まれる量が多いだけでなく分別が不徹底なこと、またそれが原因で動物がゴミ箱を荒しに来るようになったことなど、があるようだ。キャンプ場のゴミ箱には重いフタがかぶせてあった。明らかにクマ対策。
事情はわかるが、バイクや自転車で旅をしてる人は結構困っているのでは? ゴミをぶらさげて走るわけにもいかないし。
結局……
カルチャーショックだらけの、そして圧倒的な自然の力を前に人間がいかに矮小な存在かを肌で感じた北海道だった。でも決してよそよそしい土地ではなく、馴染みのある空気や懐かしささえ感じた。もしかするとモリコロの山とどこかでつながってるのかもしれない。
ファンタジー物語の背景に使えそうな花畑♪
というかパソコンの背景にしたいかも
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COMMENT
これでおしまい-北海道旅行話6
4年前に行った時の写真です→http://www5f.biglobe.ne.jp/~kuru_rin/mm051015_2.jpg
えぞ鹿と熊の話題はありましたが、キタキツネには遭遇しなかったみたいですね~。
現地では、可愛いというより公園の砂場でフンをして、そこからエキノコックスが問題になったりしています(砂場で遊ぶ子ども達…)。
ま、雄大です! 外国です(笑) 良いご旅行だったと思いますよ~
Re:これでおしまい-北海道旅行話6
ぴんぽーん、です。といいますか、案山子くんとツーショットだなんて、同じことを考えていらっしゃる、と笑ってしまいました。
記事で読むといかにも怪しいファームですが、花畑とお土産コーナーは素敵でした。ドライフラワーが各種取り揃えてあるほか、花いっぱいの可愛らしいリース、ハーブ製品がずらり。好きな人にはたまりません。
>えぞ鹿と熊の話題はありましたが、キタキツネには遭遇しなかったみたいですね~。
実は息子が宗谷岬で目撃しました。ちらりと見えた後ろ姿はまるでワンちゃん。無闇に触らないように、という注意書きも違う場所で見かけました。
もう、生態系の常識が違いますね。もちろん我が家の近辺でも、やれ、イノシシが出た、畑の野ウサギを捕まえてくれ、学校の雑木林にリスがいた、妖怪が出た(え?)……などなど色々あるのですが。
>ま、雄大です! 外国です(笑) 良いご旅行だったと思いますよ~
ありがとうございます。これがもの書きの肥やしになれば、なお言うことなしです(^^)
これでおしまい-北海道旅行話6
確か北海道は交通事故死No.1の土地。
でも、真っ直ぐな道がどこまでも続いていたら
かっ飛ばしたくなるような気持ちはわかります。
Re:これでおしまい-北海道旅行話6
それにしても北海道は車が少なくて運転は楽でした。さすがに旭川や苫小牧クラスの街まで来ると車の量は増えて、普通の街走りになりますが。
これは実際に北海道で暮らしたことのある人に聞いてみないとわからないのですが、私が思うに、北海道の大部分では車の密度がとても低いので、車線変更や割り込みするときに必要な運転のカンがなかなか身につかないのかもしれません。あと冬の雪道なんかは事故が増える原因ですよね。
ならば特に原因のない?愛知の事故率が高いのはなぜでしょう え?三河走りですか。