びおら弾きの微妙にズレた日々

猫なら何でもアリとはいうものの

ほぼ毎年恒例となっている、まねき猫まつり@瀬戸を散策してきた話です。

出かけたのは、台風チャーミーのせいで開催が危ぶまれた二日目。午後二時終了という情報をネットで掴んでいたので、雨風がひどくなる前にと午前中に出かけた。すると、みんな台風を危ぶんでいるのか、毎度満車で悩まされる駐車場がガラガラ。ラッキーのような残念のような(笑)

今年のお目当ては、知り合いの猫作家さんに会いにいくこと。ふだんはWEBを通じてしか活動の様子がわからないので、直接お話しできてよかった。お気に入りのカードを何枚も選び出してホクホク。
せっかく足を運んだので、会場内のすべてのブース、部屋をまわってみた(残念ながら商店街まではムリだった)。毎年出品者が少しずつ入れ替わるので意外とマンネリ化しない。今年は特に目を引く作品が多くて、充実のまねき猫まつりだった(ただし財布はスカスカに)。


当然、大量の猫モチーフの作品を見るわけだが、毎年同じことを感じる。それは

・「ネコ最強」
・「ネコなら何でも許されちゃうなあ」
・「どうしてネコを使うのだろう」

の三点。人の形で表現されるとつらいあれこれも、ネコの姿を取ると抵抗がなくなってしまうんだな。特に癒し系のアイテムに言えるかもしれない。例えば、ニコニコと楽しそうに日向ぼっこをするオジサンの人形は引いてしまう(かもしれない)が、それがドラ猫だったらOKになってしまうような。逆にネコのそういった魔力に頼り切った作品は、見れば見るほど面白みが足りなく感じる。ネコ作家も楽しいようで難しいんだろうなあと思いながら「日本招き猫100人展」をながめた。
個人的な意見を言わせてもらうなら、大量のネコ作品の中で、食指が動くもの(つまり手元に置きたいと感じるもの)の基準は猫のオリジナリティ+技術の確かさにあると思う。さらに物語を背負っている作品ならほぼ陥落。
オリジナリティというのは、「他の人ではこのネコは作れないだろう」と思わせる何かだし、技術の確かさは、工芸品(あるいは絵画)としてのクオリティの高さ、ですな。まあ、買い物客は創作者の苦労など知らずに何とでも言えてしまうけどね。


今回、ぶっちぎりで凄いなと思ったのが、昨年のまねき猫大賞を獲得した若干19歳による作品。フランスでも賞を取っており、確かに大胆な構図といい、クリムトを思わせる装飾といい、エゴン・シーレぽい線といい、見事なものだ。しかし、この若さで世界的評価を受けてしまって早々に潰れないのか、あるいはこの少年は化物クラスのクリエーターなのかと、いらぬ心配をしてしまった。

ネコちゃんを探せ!