車の免許を取ったのが、かれこれ○十年前。当時はオートマ免許は存在せず、誰もかれもがローギア＆半クラッチの練習から始めた車の発進操作。
もともと器用ではない管理人、自動車学校を卒業するまでに、仮免１回、卒業実技試験は２回落ちている。それでも車がないと生活できない土地に移ったら何とかなるもので、今ではゴールド免許。
普通自動車免許を取ると、ほぼ自動的についてくるのが原付免許。これは実技試験がなく、筆記試験さえ出来ればＯＫ。しかし。自転車と原付は別物だし、自動車とも違う。当たり前。
何が言いたいかと言うと、これまで原付など恐ろしくて乗れなかったということ。ヘルメットをつけるとはいえ、身一つで時速４０キロとか５０キロとか出すんですよ？（※原付の法定速度は３０km/hです） もともと運転センスないし、ムリ。
と思っていたのに、自分でもよくわからないうちに、気づいたらカブに乗って山の中を走っていた。大丈夫、まだ事故はない。
ホンダカブは50ccで原付サイズだれどギアがある。
マニュアル車で免許とっておいて良かった
きっかけは本当によくわからない。ただ、ガレージで眠らせているカブがもったいないと思っただけのような気がする。使える移動手段が車以外にあれば、そのうち役立つこともあるだろうと思った程度。
講師は、バイク歴の長いダンナ氏。（原付で鳥取砂丘まで行って帰ってきた強者です）
一日目は、動かし方のレクチャーと近所数周（田舎なので、交通量の少ない道はいくらでも）。
何が難しいかって、スロットルの開け方。ちょっと回すとあっという間にスピードが出る。スピードが出たらすぐにギアを上げろと言われても……みたいな展開。そして加速より減速＆停止の方がめんどくさい。停止するたび、もれなくギアを下げなくてはいけない。
二日目は、一般道を走る練習として、数キロ離れたインドネシア料理店まで。一般道とはいえ、後続車に迷惑をかけないよう、裏道コースを選んだら、未舗装のデコボコ砂利道があらわる。いきなりレベルが高い。無事お店にたどりついた時には、寿命が０．１秒くらい縮んでいたと思われる。（美味しい食事で元通り）
三日目は、近所の山道ドライブ。アップダウンは激しいし、キツいカーブはあるし、Ｕターン失敗して死ぬかと思ったし、またもや寿命が……いや、いい練習になった。後続車ごめんなさい。ギアの操作自体は嫌いじゃないが、出せるスピードは時速４０キロが限界。そんなにパワーのあるエンジンじゃないし、４０キロになったとたん、なぜか風当たりが異様に強くなってつらい。（くどいようですが、法定速度は３０km/hです）
ちなみに翌日は、両腕の付け根に筋肉痛。あいたたた……。
ダンナ氏は原付ツーリングに出られる日を夢見ているが、うーん。近所の買い物や通勤で使えれば充分なんだけどなー。
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