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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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メーグルバスでぐーるぐる

少し前のお出かけの話です。

名古屋育ちなのに、というか名古屋育ちゆえに意外と地元の観光地は知らないもの。そこをあえて市内をめぐる観光バスを利用して名所巡りをしてみたら、興味深い発見がいろいろあった。


今回利用したのは、名古屋観光ルートバス「メーグル」→★

主に名古屋北部の名所を1時間に1~2本の割合でまわっているバスで、専用の一日乗車券がある。これを利用して、ノリタケの森→名古屋城(本丸御殿)→徳川園&徳川美術館→名駅と帰ってきた。観光用だけあって、外国人の乗車率が高いのにビックリ。

ノリタケの森はピクニックができる憩いの場+工場見学+資料館見学ができるという趣で、地味に楽しい。食器の生産過程は珍しくもないのだが、見せ方がやはり洗練されている。こういうところが瀬戸とは違うんだよねーと、仲間内で盛り上がる。

資料館に展示されていた食器類は予想通り見事なものだった。欧米向け輸出用として制作されたものだが、どれもため息の出る美しさ。帰りはおみやげショップでワゴンの中のマグカップにひとめぼれ。日常使いのコーヒーマグとして、我が家の食器棚に収まっております。


次は泣く子も黙る(?)名古屋城。まずは金シャチ横丁の義直ゾーン(正門側)にてお昼ご飯。名古屋コーチンの親子丼で、美味しゅうございました。続いて、絢爛豪華な本丸御殿へ。タブレットによるAR動画付きの解説が要所要所にあって、以前来た時にはなかったので、公開後もじわじわ進化を続けていることを実感。
やりすぎではないかと思えるほど華美な装飾は、名古屋の嫁入り道具の絢爛豪華さ(悪評高い)の起源となったんだろうなあと妄想をたくましくしたり、家康その人は絢爛豪華さとは無縁で、むしろ政敵となった秀吉の趣味に通じるものを感じる皮肉。


腹ごなしが済んだあとは、いよいよ本日のメイン、徳川園へ。その昔(25年位前)はまだ園の一部が市営プールだったり野球場だったりしたのだが、今はきれいに整備され、池あり滝ありの見事な日本庭園となっている。庭園内はしっかり有料。



続いて徳川美術館へ。たまたま刀剣の特別展示を行っており、刀剣コーナーの前には長い行列。まだまだブームは続いているのだなあ。自分たちは、刀剣は興味がないので、空いている方の入り口から中へ。尾張徳川家に伝わる数々の品を見学し、元号が変わるというので、天皇家の特集もあり、都の生活の一端も垣間見る。生活用品、衣類、書画のほか、当時のしきたり、決まりごとを書き記した文書まで展示されていた。それらを見てつくづく感じたのは……

……日本の役人は昔っから形式が好きなのだなあ。

「神は細部に宿る」言葉は創作者ならよく目にするだろうが、「神は形式に宿る」と言わんばかりの勢いなのだ。仕事がきちんとできる=形式や決まりごとに精通し、よく守る!
今現在、仕事で契約用の書類を提出するにも、細かい決まり事があってそれらを守らないと書類として成立しないとか、本質には関係ない問題で仕事が滞りうんざりしているところへ、もう平安の世から形式大事と言われ続けてきたことを目の当たりにすると、何とかいうか、一種の諦めの境地に至る。これはある意味収穫なんだろうか……。

で、本筋に戻ると、徳川幕府は権威が欲しいために皇族とできるだけお近づきになりたかった、というのもわかる。雅な階級の習慣をできるだけ取り入れようとした感がある。権力者は大変だな。

と、ここまでたっぷり見学して、帰りのバスに乗って名駅まで。あと20年若ければ確実に名駅で遊んでいただろうが、何しろロートルな集団なので、日が暮れる前にお家に帰りましたとさ。




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