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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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上海旅行記1

三年ぶりの家族旅行は海の向こう、中国大陸へ渡ることになった。子連れでは初海外。
行き先は彼の国でも有数の大都会、上海。自分も海外旅行をするのは新婚時のアラスカ以来なので、パスポートは取り直し、2月のうちに、子どもたちの分もまとめて旅券センターまで申請に行ってきた。昔に比べて写真のチェックが厳しくなったような気はする。
旅行会社を通じて飛行機のチケットとホテルだけ取ってもらい、あとは自分たちで好きなところに出かけるという、いつもながらのスタイル。しかし中国語が多少なりともわかるのはダンナ氏だけ。自分は英語なら何とか対応できるという状態でどれだけ動き回れるのか。

09:35   セントレア空港発(中国南方航空)
10:50   浦東空港(上海)到着 日本時間では11:50(時差1時間)
11:30~  翌日のバス旅行予約のため、タクシーでバスセンターへ。
14時ごろ ホテル(東湖賓館)にチェックイン。
15時~  新天地、田子坊などショッピングスポットをめぐり。
      途中、飲茶の店で休憩。
18時ごろ ホテルに戻り、上海在住のダンナ氏の知人と待ち合わせ。
19時~  レストランに連れて行ってもらう。
21時ごろ ホテルに戻る。豪華な部屋でぐったり丸太のように眠る。 
(↑ 租界時代の建物をリノベーションしたお店の一角。とてもシック。新天地にて)


セントレア空港を使うのは初めて。久しぶりの出国審査なので、右往左往しながら進む。うっかりカバンに折りたたみナイフを入れたまま手荷物検査に進んでしまい、案の定ブザーが鳴ってナイフは見事に没収_| ̄|○
飛行機は予定通り飛び、名古屋のモーニングを模したという微妙な機内食を頂き、ほどなく浦東空港に到着。おおよそ二時間半の旅。新幹線なら広島へ行くぐらいだろうか。
空港で円→元に両替。日本で両替してゆくよりレートがいいらしいが、この時は1元=15円。円安の影響がここにも……。
その後タクシーに乗り込み、上海市内へ。その運転ぶりは「TAXI」のダニエルを彷彿とさせる。渋滞を小気味良く走り抜けるのはいいが、ブレーキとアクセルの踏み変えが素早くしかも勢いがいいので、一家全員車酔いの危機。そもそも交通事情が全然違うのだけどね。右側通行、車間距離ギリギリ、クラクションありーの、バイク、原付専用通行帯ありーので慣れるまで本気で恐い。

無事に上海体育館そばのバスセンターまでたどりついたのはいいが、翌日の蘇州旅行の予約をするつもりが、どうやら席がないらしく断られる。どうしたものか考えつつ、ホテルへ行ってチェックインするため、地下鉄に乗った。
地下鉄は充実している。13号線まであり現在も建設中。旅全区間1人3元で、チケットはテレカみたいなサイズと質感で、回収しては再利用をしているようだった。改札を通る前に荷物検査があり、バッグ類は空港みたくコンベアにのせて検査装置を通さなくてはいけない。ただし、ラッシュアワー時は人が多すぎてノーチェックなので、役に立っているんだかいないんだか。
本数は3分に1本くらいの割合で来る。車内のマナーは良いが携帯での通話がOKらしく、いつも誰かしらが大声でしゃべっているし、メールを打っている人も多い。ただしヘッドホンで音楽聞いてる人はあまり見なかった気がする。まあ、まわりが騒がしいからね。
あとはタクシー同様、ブレーキとアクセルのかけかたが急なのでしっかり支えに捕まっていないと倒れそうになる。概して安全に使えるが、スリは多いらしいので身の回り品は要注意。上海の人たちはリュックを必ず身体の前に抱えていた。

ホテルは市の中心部にある東湖賓館の1号館デラックスルームを利用。もとはマフィアの邸宅だったというが、今はレトロチックな外観と内装が良い感じ。ちょうど桜が満開で綺麗だった。
アメニティは充実しており、タオル類、バスローブ、湯茶サービス(有料・無料両方あり)、石鹸、歯ブラシ、クシ、シャンプー・リンス、ドライヤー、シャワーキャップ、髭剃りなどが用意されている。
外見はこんな感じ→

まだまだ夕暮れには早い時間だったので、再び地下鉄で新天地へ。旧いヨーロッパ式の建物をリノベーションしたショッピングセンターなのでオサレ度高し。途中で飲茶休憩など。この店のおねえさんは普通に英語が通じた。
その後歩いて田子坊へ。道の途中、食べ物屋が実に多い。ダンナ氏いわく、中国人は共働き家庭がほとんどで、あまり自炊をしないからだという。人だかりがあると思ったら、お好み焼き屋のおばちゃんと客のオジサンの大げんかだった。ほかのお客さんたちはおばちゃんの怒りがおさまるまで大人しく見守っているよう。どうやらオジサンが悪さをしたっぽいが……。
租界時代の名残りを残した古いレンガ造りの建物が多い。アパートは間口は狭いがヨーロッパ式に中庭があって奥へと伸びている。建物そのものには風情があるが、たいていは窓から洗濯物がヒラヒラしていて生活臭が半端ない。道を渡るときには、無音で近づいてくる電動バイクに要注意だけども、たいていはバイクの方で大きくクラクションを鳴らしてくれる。
田子坊は下町くさい商店街。庶民的な土産物店が軒を列ねている。


歩き疲れてホテルにたどり着き、部屋でしばし休憩。この日の夕食はダンナ氏の知り合いに案内してもらい、その人のなじみの中華レストランへ。美味しい食事をたらふく頂きつつ上海事情を聞く。日本人の常識ではあり得ないことがたくさんあるらしいが、上海の人たちはおしなべて知的水準とプライドが高く、お行儀が良く、北京で炎上した日本人バッシングも上海ではほとんど見られなかったという。実際、デパートの書店に寄ってみたが、その充実ぶりは日本の大型書店と変わらない。
上海はなにもかもスケールが大きいし人が多い。スケールの大きさとアバウトさはワンセット。そこで暮らすなら価値観のモノサシを大陸仕様に置き換えないとやっていけそうにないが、細かいことにとらわれない分、生きやすそうだなとも思った。ただし兄妹はいないし、勉強は厳しいよ。

一日目の話はここまで。お休みなさい。
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無題

  • by えみこ
  • 2013/04/07(Sun)10:24
  • Edit
素敵なホテルですねー!!!
全体がみたい^^♪

上海も運転すごいんだなぁ。
去年か一昨年に韓国いったときも、運転ものすごくて酔いました…
「ソウルは交通事故が多いのが有名で〜」
とか話を聞いてるそばから交差点のどまんなかで事故ってたし><
車にちょこっとキズがついたくらいでアワアワするのって
日本人くらいなのかもね^^;

というか、新婚旅行アラスカだったの?!
そちらの旅行も気になる(笑)

Re:ホテル

  • by O-bake
  • 2013/04/07 13:13
ホテルの正面玄関の写真は撮りたかったんだけど、意外と前庭のスペースが狭くて上手く撮れなかったので、代わりにホテルの紹介記事のリンクを貼らせてもらいました~。

ソウルも事故多いのね……なるほど。ただ上海では危ない場面はあっても事故は見なかったな。みんなギリギリのところで避けるのが上手いの(笑)。
噂に聞くところではフランス人もかなりアバウトな運転をするらしくて、多少の車のキズ・ヘコミは気にしないそうです。

ええ、新婚旅行はアラスカですとも。オーロラを見に行って一度も遭遇できなかったという^^; その時のお話はいずれお茶(あるいは飲み会?)でもしながら。

無題

  • by えみこ
  • 2013/04/25(Thu)23:16
  • Edit
あ、ほんとだ!
リンク気が付かなくて、今みましたわー。
ほんとすんごいゴージャスなホテル!!
雰囲気のある建物ですねぇ、うっとり…

アラスカの話、機会があればぜひぜひききたいー!!(^O^)

Re:無題

  • by O-bake
  • 2013/04/26 01:58
すみません、リンクは後付けでした~(^^ゞ

そういうことなら、アラスカ旅行のアルバムを引っぱり出さなくては。当時はデジカメはなくて、まだまだフィルムカメラが現役でありました。

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