さてさて、少し日にちが開いてしまいましたが、そしてご無沙汰の間にいろいろイベントがあったのですが、とにかく旅行記二日目いきます。
3月26日
目が覚めたのは7時頃。大きなベッド、静かで空調が効きすぎてない(これポイント高い)部屋だったのでよく眠れた。一方、ダンナ氏はなかなか眠れず早朝に目覚めてしまったようで、最速の内線が鳴る鳴る。ちなみに、ベッド脇のほかにバスルームにも受話器があって、用足し中でも湯浴み中でも電話が使えるようになってる。水回りがトラブル起こしたときは便利だろうね。
朝ごはんはホテル近くのカフェ。カタコト英語で注文していると、ヨーロッパ人がぞくぞくと入ってきた。値段がいいせいか中国人は少なめ。中華も美味しいけど、パン食にありつくとほっとする。
無料Wi-Fiを提供していたのでここぞとばかりに情報をチェックする。ほかのお客さんもスマホやタブレットをしきりと操作していた。ここに限らず、無料Wi-Fiを提供している飲食店は多いし、公衆電話ボックスには必ずChina-netの無料Wi-Fiがついている。これならiphoneを持たずともipod touchがあれば十分かも。娘に言わせると日本の場合は確かに無料Wi-Fiスポットがあるにはあるが、au専用とかsoftbank専用とか、キャリアが限定されることが多く、あまり便利ではないらしい。
この日は普安路のバスターミナルからバスに乗って朱家角へ。水郷地帯で有名な運河と橋と土産物屋の集落。高速を使って約50分の旅。運賃は片道12元で出発直後に車掌さんが集める。たいてい女性で、制服はなく、車掌カバンと交通カード読み取り機を持っている。上海にもマナカみたいな公共交通機関用のカードがあるのね。
朱家角のバスターミナルをおりたとたん、客引きのオジさんが寄ってきた。名物の橋までリキシャ(自転車で引く人力車)に乗せて行ってくれるというが、値段がぜんぜん高いので断り続けたものの、間違った方向へ行きかけたのを教えてくれたりして、結局はしつこさに負ける。バス運賃と比べると、らかにぼられた感はあるけど、リキシャ体験はまあまあ面白かったので良し。
実際、朱家角は見事な水郷の街だった。建築物と景観は昔のままに、でも一歩路地に踏み込むと、そこは土産物店と食べ物屋が立ち並ぶワンダーランド。イメージ的にはそうだね、「千と千尋の神かくし」の序盤に登場する商店街。千尋の両親が無遠慮に神様の食べ物に手を出したために豚にされてしまったあの町並みによく似てる。
昼食は、客引きのおねいさんの迫力いや、けなげさに負けて橋のたもとの食堂で食事。運河のよく見える、2階の窓際の席に案内してもらう。ここは英語のわかる店員さんがいなくて焦ったが、さすが観光地、英語表記のついたメニュー表があって助かった。レン魚の蒸焼きと鳥肉の蒸焼きが美味しかった。炒飯もスープも大盛りで、150元で4人がお腹いっぱい。道を歩いていると放し飼いのイヌが多くて驚いたが、でもおりこうさんなことに、通行人には目もくれず縄張りを回り、用がすんだらちゃんと家に帰る。まるで見えないリードで飼い主とつながっているみたいだった。(ワンコの写真はクリックで大きくなります)
再びバスにゆられて戻ってきたのは午後も遅い時間。近代的な地区へ行こうという流れになり、地下鉄で川をくぐり、浦東地区へ。そこは東方明珠塔という上海版テレビ塔を中心に高層ビル群が見事な景観を作っている。休憩がてら、そのなかの高級デパートに入る。内容は、言葉以外はほとんど日本と同じ。オシャレな雑貨店、スポーツジム、充実した書店、ゲームコーナー。閑散としていたが、それは平日の午後遅い時間だったせいかもしれない。
再び川を渡る。今度は地下鉄ではなく、観光用の地下ケーブルカーを使う。いやもう、これは完全に子どもだましなのだ。商魂たくましい中国人が、川をくぐるトンネルを観光資源にしてしまったというレベルのしろもの。でも実際、観光客だから堂々と乗る。
(トンネルの中はアトラクション風の仕掛けあり)
トンネルを抜けた先は、景観で有名な外灘地区。
折しも日没直後で見事な夜景が目の前に広がる。
写真ではイマイチぴんと来ないのだが、
実物を目のあたりにすると「上海来てよかった~!」となるはず。
左が前世紀に立てられたヨーロピアンなビル群、右が今世紀のもの。
(クリックすると大きな写真が見れます)
その後、人の流れに乗って高級デパートの立ち並ぶ上海一の繁華街を人民広場まで歩く。その規模は名古屋・栄の比じゃないね。人の波、ネオンの輝き、クラクションとざわめき。夜空に「強力わかもと」の看板をつけた飛行船が漂っていれば、レプリカントがいてもおかしくない世界なんじゃないかと思った。
夕食はホテル近くのデパートのレストランで。人手に余裕があるせいか、気持ちにも余裕がある感じでサービスは良い。
レストランに限った話ではなく、街全体がそんな感じ。交通整理や警備の人手も十分あるので、せっかちだけどカリカリしてないし、客引きや物乞いも自分たちの場所をわきまえている。
コンビニにも寄ってみた。セブン-イレブン、ファミマなど、日本のコンビニがたくさんある。中身は半分以上が食べ物の棚。町中も基本的に食べ物屋が多い。共働きがデフォルトである中国人は、あまり自炊をしないからだとダンナ氏は言うが、町の様子を見ていると女性の職員の割合が高いので、本当にそうかもしれないと思う。言葉と習慣の壁さえ乗り越えれば、気楽に生活できそうな気がする。てゆうか、日本での暮らしは、見えないヒモで縛られているような窮屈さがあるのではないかと思えてきた二日目の夜。
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COMMENT
無題
確かに日本はキャリアフリーな無料Wi-Fiってそんなにないですよね。
いつもの温泉練習場はたしかauだった気がする。
ワンちゃんかわいいですね〜^^
雑種なんだろうか・・
朱家角(なんて読むの??)歩きまわると面白そうだなぁ。
Re:無題
温泉はauが入るんですね。じゃ、マイスマホはOK(*^^*) にしても最近ファーストフード店とか行くと三種類のキャリアの「Wi-Fi使えます」シールが張ってあって、電波の無駄遣いだよなーと思ったりします。統一すればいいじゃん、て話で。