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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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今年の夏旅行2:富士山ぬきの富士五湖

今年は車をワゴンタイプに変えたので、車中泊に挑戦。
お金と時間の節約をし、節約した時間で風光明媚な場所をめぐるはずが……。富士山はご機嫌斜めで、雲の中に隠れたままだった。

演習を見た後は、御殿場の巨大アウトレットを見物し、続いて温泉を探して箱根の山を走りまわり、高級別荘地や老舗ホテルを見てセレブな匂いを感じてくる。箱根はそんじょそこらの保養地とは格が違う。

温泉でさっぱりし、ファミレスで夕食をとったあとは、いよいよ道の駅に向かう。そこの駐車場で車中泊。
今の愛車のリバティは、後ろ2列の座席を倒すと完全にフラットになり、大人二人が眠れるベッドになる。おまけに後部の窓ガラスは最初から濃いスモークフィルムが貼ってあった。車庫入れの時は不便だが、車中泊をするならとても都合がいい。
今回は大人二人子ども二人が寝たので、スペース的には少々きつく、後ろに大人二人子ども一人、助手席に子ども一人でなんとか寝る。場所が山の近くなので、明け方が予想以上に冷えた。快適とは言えないが、節約できるお金を考えるとまあいいか、となる。

翌日は富士五湖周辺をまわる。
山中湖→富士吉田→河口湖→青木が原→朝霧高原→富士市という具合。

山中湖も河口湖も老舗リゾートの空気たっぷり。ホテルや別荘のほかに大学のセミナーハウスも数多く見かけた。東京の学生はこういうところでゼミ合宿をするのだな。
人が多く集まる場所のせいか、コンビニやファミレスも多く、まるで市街地のよう。山中湖の無料駐車場の前のコンビニで朝食を買い、湖を眺めながら食事。
これで湖の向こうに富士山が見えれば優雅な朝食になるのだが、あいにく山は雨雲の向こう。アヒル型ボートばかりが目について、気分は東山動物園わきの上池だった(>_<)。(地元ネタで失礼)

その後、富士吉田の道の駅でしばし休憩。ここは広いし、設備は多いし、何より富士山の湧水を無料で提供してくれる。いくつもの18リットル缶を抱えた人たちがせっせと水を汲んでいた。自分たちも「味見」と称して空になったお茶のペットボトルに水をつめる。それでも1リットルだから可愛いもんだ。
とてもさっぱりした水だった。適度に冷たくてすぐに身体に吸収される感じ。次に行くときは、空のペットボトルを用意してゆこう。

で、つぎの観光は青木ヶ原樹海。西湖の近くにあるコウモリ穴から始まって、風穴、氷穴と樹海中に存在する穴をつぎつぎにめぐる。
どれもほら穴だけども鍾乳洞とは違って、溶岩から火山ガスが抜け出したあとの穴。潜ると恐ろしく冷えているのが特徴。例えば外の気温が30度ぐらいあっても、穴の中は4度とか0度。冬に凍った氷がまだ残っている。
その昔は氷穴から天然の氷を切り出して殿様に謙譲したり、もう少し時代が下ると、東京の氷屋で売ったりしていた。また、カイコの繭を風穴に保存しておいて羽化を防ぎ、秋や春に絹糸を取ることもしたという。

いやはや、夏の服装で氷穴に入るのはチャレンジだったな。こういうこともあろうかと、長袖の上着は用意していったが、それでも寒い。ただ、自分の場合は自然の驚異に対してやたら興奮してしまい、寒さを感じるどころではなくむしろ爽快な空気を吸ってきた記憶だけ残っている。

爽快な空気といえば、氷穴に妙なものがあった。つきあたりに「地獄穴」というのがあって、底なしどころか、江ノ島までつながっているという言われのある穴だ。説明によれば、氷穴が発見される前からその言い伝えがあったらしい。ご丁寧なことに、地獄穴のそばに小さな社が作られていた。そういえば他の土地にも似た言い伝えがあったなぁと思い出した。

氷穴見物のあとは、樹海の中をドライブ。樹海の地盤は、約一千年前の噴火の際に流れ出した溶岩。その上に木々がたくましく根を張って森が出来た。だから、ここの樹海の特徴は木の根。地中に根を伸ばせないので、岩の上に浅く広って、独特の景観を作る。磁石がきかないのもたぶん、溶岩のせいだろう。おかげでこの樹海はすっかり悪名高き名所になってしまった。
でも、森そのものの雰囲気はそんなに恐ろしくない。人間が勝手にそういう空気を作り出してしまっただけだ。紀伊半島の熊野や吉野の鬱蒼とした山中に比べたら、まだまだ歴史は浅いし、むしろ爽やか。熊野とか大台ケ原の原生林はものすごい迫力で、一介の人間は恐れ多くてむやみやたらには踏み込めない。

その後、朝霧高原で昼食をとったあとは、高速に乗って家路につく。今回はドライバーがお疲れ気味だったので、早めの撤退。
しかし、これだけ富士山のまわりをめぐったのに、その姿が見えたのは初日の朝の数時間だけって、どういうことよ。数年内にリベンジしなくては。
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