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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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化石掘り

それなりに忙しかった3連休、最後の日は化石掘りに出かけた。高速で30分ぐらい走ると、出る場所があるのだ。岐阜県は瑞浪市内を流れる土岐川のほとり。
9月というのに夏のようなむし暑さで参った参った。帰りは当然のように温泉に寄ってしまった。

恐竜の化石といえば、福井県が有名だけれど、実は岐阜の瑞浪から恵那、中津川にかけてのあたりにも古い地層があって、化石やら貴石が取れる。恵那には「博石館」という石の博物館があるし、瑞浪には化石博物館や、「地球回廊」なるものがある。

それで、先日ダンナが子どもたちに「今度の休みは何して遊ぶ?」と話していて、たまたま「化石掘り」という単語が飛び出した。すると下の子がてきめんに反応を示した。彼の頭の中には、福井で見たあの骨があったに違いない。

それで今日出かけることになった。現地に到着すると、まずは化石博物館の受付で化石採取の申請をする。すると許可証と赤いリボンと採掘場所(=野外学習地)の地図をもらう。料金はかからない。予約もいらない。

採掘場所は、土岐川の川原。ふつう、川原といえば砂地だが、ぱっと見た感じは、コンクリートで固められているようだった。そこが約1700万年前(新生代第三紀中新世)の地層で、砂がものすごい圧力で固められたあとだった。さんざん掘り返されて、あちこちにくぼみができているような場所だが、それでもスペースは充分にある。

ダンナはさっそく持参してきたハンマーとたがねを取り出してコンコン削り始めた。スコップではまるで歯が立たない。
まず大きな固まりを掘り起こし、子どもたちはそれをハンマーで割って割れた口を確かめる。すると、貝殻や木の葉のかけらが見えることがある。それがかなりの確率で出てくるので、結構面白い。それでも、あらかじめ化石とわかっていないと、最近埋まったばかりのゴミかと思ってしまう。やはり見る人が見ないとお宝は出てこないわけで。

びっくりしたのが化石のもろさ。貝殻はものすごく薄っぺらくて、下手に衝撃を与えるとすぐに割れてしまう。葉っぱの化石は大量に出てくるが、きれいに全体が見えるサンプルはなかなか出てこない。
恐竜の骨なんか出た日にはどれほど細心の注意を払って掘り出したのか、想像すると気が遠くなりそうだ。

本日の収穫は、巻貝2種、2枚貝3種類ぐらい、全体がきれいに見える木の葉など。ひとつ「サメの歯かも」というのがあったが、結局貝殻だった。
さてさて、どうやって保管しよう。大きな固まりごと持ち帰ってきたが、化石のみを取り出すには細かい道具と注意力と根気がいる……。
「どうせ子どものおもちゃだから、じきに庭に放り出すわ」とダンナは言うが。そうそう、彼は高校のころ「化石掘り部」にいたのだとか。(もちろん「地学部」とかその他、ちゃんとした名称はあったと思うが)


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