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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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本州を縦断…いや、横断かな? とにかく輪切りにする旅 その1

タイトルが長くて、すみません。どうやら影響を受けやすい性質のようで。

今年の夏の旅は、二泊三日で名古屋〜飛騨〜富山と、国道41号線をひたすら北上し、さらに能登半島まで足を伸ばす旅になった。途中、ヤボ用があって神岡(神岡鉱山とかスーパーカミオカンデの町)にも寄ったが、北へ行くほど涼しくなるということはなく、どこにいても暑いことに変わりはなかった。

車に着替えと洗面セット(と釣り道具)を積み込み、泊まる場所は当日、適当な道の駅を見繕って決めるというスタイルはいつも通りだけども、今年は御犬様つきという、やや上級者コース。2泊3日ともなると、留守番させておくわけいにもいかないからねぇ。犬嫌いだった自分がまさか犬と旅をする羽目になるとは。

海釣り公園でのんびり昼寝をする犬。
バックに見える豆粒のような釣り人の中に、
我が家の男子チームがいる。


1日目(自宅〜高山〜神岡)
いちど41号に乗ってしまえば、あとは北上するだけで高山に至る。国道沿いには、おおよそ20〜30キロおきに道の駅があって、休憩したり食事をするのに便利。なにしろ犬を連れているので、長時間車から離れるわけにはいかないし、犬のためのトイレ休憩も必要なのでいろいろ助かった。

高山の街は以前散策したことがあるので、今回は「飛騨民俗村」に寄ってみた。古民家や農作業に使っていた設備を再現した施設で、なかなか渋い場所。外国人(カナダ方面かららしい)観光客が多かった。ありがたいことに犬連れOK。散歩も兼ねてのんびり園内を歩く(フン回収袋は忘れずに)。犬を連れて歩くとあちこちで「可愛い!」と反応がある。この犬、外面はいいんだよねぇ、実体は14歳の老犬、しかも♂なのに。


民俗村を出てすぐ、飛弾高山美術館があるのを見つけた。アールヌーヴォー様式のガラス作品を展示してあるという。娘が興味津々だったので母娘で観覧してきた(母は娘以上に目を爛々させていたと思う)。犬が館内に入れないため、男子チームはお守り役。
最初の展示室で、ルネ・ラリックが手がけたという噴水に出迎えられた。シャンゼリゼのショッピングモールを彩った作品だということで、「なるほど、すっきりして優美なラインが特徴的だねぇ」と軽く感動して眺めていただけだったが、いざ水が流れると(定期的に水が流れる設定)水の流れまで計算された美しさに圧倒され、呆けたように眺めてしまった。



次の展示室へ入ると、モーリス・マリノー、ドーム兄弟、エミール・ガレの作品などがずらりと並ぶ。色とりどりの香水瓶、花器、グラス、果ては瓶の形状をした何か(=芸術作品)まで。どれを見てもうっとりしすぎてため息ばかり。さらにはアールヌーヴォー様式の家具のコーナーや、マッキントッシュの部屋が設けられていたりと、「実にいい仕事を見せてもらいました」と頭を下げて展示室から出てきたくなる心地だった。
鏡の真ん中に佇んでいるのは
管理人Jr.です。女の子です。


夕方に神岡町に入る。漁業組合で釣りのライセンスを買い、恐らく町内に1件しかないであろうスーパーで飲み物、おやつ、翌日の朝食を補充してから双六谷で渓流釣り。その間、犬は散歩しつつ、自分が来たという証を道端に残しつつ、毛布のような毛の中にコオロギを絡めとって歩く。(以前、近所を散歩させたら毛にアマガエルをひっかけて帰ってきたこともあったな) 魚影はあるがまるで釣れない。いっそ犬を川に入れたらどうだろうと家人が言っていたが……犬の下流に網を張れば大漁だっただろうか(をい!)。

日が暮れたら町で夕食。と思ったら神岡町には観光客向けの飲食店がほとんどなかったという罠。飲み屋や寿司屋はそこそこあるのだけど、家族連れでは入りにくいし。
小さな商店街を10分ほどウロウロしていうるうちに、ようやく定食屋を一件見つけた。自分は牛すじカレーを注文したが、家人が注文したモツ鍋は絶品だった。ふだんは内臓系が嫌いでも美味いと思えるほどに。さすがは飛騨牛、内蔵の味まで違う。

その後は割石温泉→道の駅・スカイドーム神岡→車の中でおやすみなさい。後部座席を完全にフラットにできる車中泊仕様の車で来たのだが、中高生二人+大人二人+犬1匹ではどう考えても定員オーバーだ。せまい上に暑苦しいったらありゃしない。
星は月が明るすぎてあまり見えなかったし。
…to be continued
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続編にも期待

  • by くるりん
  • URL
  • 2011/08/16(Tue)23:26
  • Edit
いやー、3回ぐらい拍手ボタン押したかったのですが1人1回でしたorz

さて、犬目線で言うと…非常に充実した2泊3日でありました。
人間様と24時間一緒に居られるだけで幸福!いつも室内猫ども(おっと失礼)を羨んでいたのです。

そうか~キャンピングカーを買えば柴犬も飼えるのか(違)と家人が申しておりました。
なかなかに好い旅で

Re:続編にも期待

  • by O-bake
  • 2011/08/17 23:46
拍手ありがとうございます。三倍濃縮の拍手、しっかり受け取りました。
昨年は受験生を抱えていたので、旅行に行けませんで、久しぶりの旅行記になりました。久しぶり過ぎて、もう書き方忘れてます(?_?;)

犬のことですが。
車の中では意外なほど大人しくしいて驚いたのですが、やはり慣れた人間のそばが一番落ち着くみたいですね。犬ってそういう生き物なんだと学習しました。

キャンピングカー>
大人二人犬一匹なら無問題ですとも。ワゴン車でも十分です。最近はドッグランのある道の駅やSAもありますし、きっと楽しい旅になりますよ〜。

さて、後編に取りかからなくては。

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