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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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「代用コーヒー」なんかじゃなかった

先日、SF読書会で名古屋まで出かけた折、ふと思い立ち、紅茶専門店のルピシアへ寄ってみた。
知っている人は知っていると思うが、ルピシアで扱っているのは紅茶ばかりではない。お茶の仲間なら何でもあり(ただしコーヒー除く)という品揃え。

何が欲しかったかというと、オルヅォという、イタリア版麦茶。麦茶といえば、焙煎した大麦を煮出して作るけれども、オルヅォは、古代種の大麦を使っているという。ミルクと相性がよくて、カフェインレスのカフェオレが作れるらしく、ルピシアのカタログを見たときからとても気になっていた。(単にイタリアの食材に弱いとも言うw)

ところが、店に入ったものの、それらしき商品は見当たらない。ダメ元で店員さんにたずねてみると、「店頭には出してませんが、ストックにあります」とのこと。もしかして、人気がなかったのかしら? と不安になりつつも、サンプル商品の香りを試させてもらい、キャラメルハニー風味のオルヅォを購入。こんなのです→


9404 オルヅォ・キャラメルハニー 50g限定パッケージ


さっそく、夕食後に味見。色はまさにコーヒー。香りは香ばしさ+キャラメルハニーの甘さで、おいしそう。味は……ちょっと不思議な感じ。日本の麦茶とは違うし、かといって、コーヒーのようなコクと苦みがあるわけでもない。でも、さっぱりしているし、何も先入観がなければいける味なのだ。特に、牛乳を入れると、クドさのないすっきりしたカフェオレとなって、とても良い。

しかし、この風味と味は、前にも味わったことがある。いったい、どこでどんな風に……
少し考えてああ、と気がついた。コレだ。



ミレー展を見に行ったときに「代用コーヒー」として販売されていた「麦コーヒー」。
(当時の記事はこちら→
確か原料は煎った大麦だった。それが古代種なのかどうかは不明だが、香りや味はよく似ている。きっと、ヨーロッパでも麦茶はポピュラーな飲み物だったのだろう。
調べてみると、確かにコーヒーの代用として使われていた時代もあったようだが、そもそも、ヨーロッパにコーヒーが持ち込まれる以前から、れっきとしたお茶の仲間として存在していたわけで。

コーヒーの「代用」として飲むから微妙な感じがしたのだろうな。
最初から、たとえば今のように「オルヅォ」として飲んでいたら、もう少し幸せな出会いができたかもしれない。

そして、今日も水出しオルヅォをごくごく。







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