先日子どもたちと話していて衝撃的な事実を知った。
子どもたちが通っている学校には「えんがちょ」やそれに類する言葉がない!
帰り道にだれかが犬のフンを踏んだらどうするの? と聞いたら、「い~じゃないか、いいじゃないか、ウ○コ踏んでもいいじゃないか」と歌うらしい。
そうか。最近の子どもたち(S市H東地区限定?)は、ばっちいものを人にこすりつけて移す、なんて品性のないことはしないのか。時代は変わったのう。それとも、地域性なんだろうか。
管理人が子どもの時代は、いっしょに歩いている友だちがフンを踏もうものなら、即座に「めーんき(←名古屋バージョン)」とか言って人差し指に中指をからめてバリアを張ったものだけどなぁ。それで五分ぐらい逃げ回って、いい頃加減にめんきを切って(解いて)おしまい。
民俗学的に見ればものすごく奥の深い遊びなんだけど、今の風潮だと「イジメや仲間外れにつながる」とかいって、問題があるんだろうな。
そうそう、どうでもいいトリビアだけども、人差し指に中指をからめるおまじないは西洋でもある。あちらの人たちは、からめた指を十字架に見立てているのが面白い。
PR
COMMENT
えんがちょ?
「えんがちょ」は,「千と千尋の神隠し」で知りました。
言葉は違いますが,同じことをしていた記憶があるので,あの場面の意味はわかりました。
が,息子はやはりわかってなかったのが,数日前わかりました。
わたしが「えんがちょ」としてもイマイチのりが悪いので,まさかと思ったら,本当に知らなかったのです。
もちろん,たっぷり解説して伝授しましたよ。
私も,「今ならいじめになるとか言って禁止されるだろうな」と思いましたが,本当はそういうことではなくて,子どもの世界の掟のひとつに過ぎないのですよね。
こういうのが大切なのだと思いますが,消えて行くのですね。ちょっとさびしいかも。
Re:えんがちょ?
調べてみると、東京や大阪では全然違う言い回しなんですよ。
♭くんも知らなかったということは、全国的に「えんがちょ」は自粛傾向にあるのでしょうかねぇ。わからなくもないですが。
伝授された♭くん、そろそろクラスに広めているころでしょうか?(笑)
>こういうのが大切なのだと思いますが,消えて行くのですね。
そうなんですよ。むしろ、子どものころに、こうやってプチ仲間はずれ→仲直りの体験をしないから、成長して歯止めのきかないイジメに走るんじゃないかとさえ想像します。
どこかで「えんがちょ探検隊」とかいって、どの地域でどの年齢層までがこの風習を知っているか調べてくれないものでしょうか。きっと興味深いレポートができると思うのですよ。
えんがちょ?
でも犬のウンコを踏んづけた子に触られたら汚いのがうつるのを防ぐのに「カギ切った」とか言っていたのがそれに当たるのかな、なんて日記を読んで思いました。
そうそう、バリアを張るのに人差し指に中指を絡めましたよそういえば。
あの通学路、思い出しちゃいました。
Re:えんがちょ?
大阪あたりでは猫田さんみたいな言い回しが多いようですよ。「カギ切った」の長いバージョンとかあって。言葉は違っても動作が共通しているのが面白いですね。
通学路、道草くったりふざけあったり悪さしたり、いろいろありますよねぇ。
えんがちょ?
えんがちょ? 全く知りませんでした。
北海道では「えった、ちんき」と言うらしいですが、それすら知りません。
「えった」は「タッチ(触る)」で、「ちんき」は「タイム(ちょっと待った~)」なんですが、後半の「ちんき」が意味不明(笑)
それよりも「じょっぴんかった~(鍵かけた~)」の方が、こういった場面には相応しいと思うのですが。。。
そもそも犬の糞、踏む子がいなかったのかな?(まさか!)
馬ソリや物を運ぶ馬車(観光用ではなく実用)が走っていたので、馬糞はよく踏みました。馬糞を踏むと背が高くなる!ということで、好んで?踏んでいましたが、背はいまだに低いです(爆)
Re:えんがちょ?
「えった、ちんき」ですか。これもまた面白い言葉ですねぇ。「ちょっと待て、触るな」てことで意味的には「バリア」に近いのでしょうか。でもくるりんさんはお使いにならなかったのですね。ふむふむ。
「えんがちょ」の由来は「いんが(因果=縁)切った」という意味らしいですよ。
どんな言い回しにしても、基本的には指をからめて穢れを遠ざけるということでしょうか。「霊柩車を見たら親指をかくせ」というのとよく似ているのでは、と思います。
馬糞を踏むと背が高くなる>
面白い言い習わしですね。うちの母によれば、荷物運びの馬車は名古屋でも昭和30年代の始めまで走ってたみたいです。でも背が高くなるとは……! ちなみに母も決して高くないです。(笑)