第一シーズンの話はこちらから→
★まさかの第二シーズンです、ほんとに。
相方の両親が海外旅行に出かけるからと、ポメラニアン(当時10歳・♂)をうちに預けていったのが確か4年前。そして先だっての三月、相方の実家が焼けてしまったので、住む場所を失った「お犬様」を緊急&無期限で預かることになりました。ええ、無期限ですとも……orz
人間にとっても突然のことなら、犬にとっても突然の環境変化。できるだけストレスを和らげられるように、無事だった犬小屋(義父特製)やえさ入れ、散歩用の綱など、焼け残ったもので持ち帰られるものは持ってきた。後から愛犬手帳や移動用のケージも出てきたので、それらも引き取った。ケージなどはすすだらけだし、経年劣化が著しくて人前には出したくない代物だけど、犬はこれを見ると「お出かけ」だと認識するので、当分は古くさいのを我慢して使う。
お犬様がうちにきてすでに5週間。もともと、犬にとっては馴染みのある家なのでさほどパニックを起こすこともなく、順調に慣れている……かな?と思いきや、この犬、相当の「かまってちゃん」だった。人懐っこいし肝も据わっているので扱いやすい犬ではあるが、とにかくよく吠える。散歩の時間になれば連れ出すまで鳴き続け、帰ってきてからも神経が興奮しているのか「かまってくれ」とばかりにワウワウ鳴く。その他、時間を問わず、ふと眠りから覚めてワンワン吠え出すことがある。こっちは犬の言葉がさっぱりわからないので、エサも水もちゃんとあることを確認すると、あとはどうしたらいいか途方にくれる。ひとまずなでれば大人しくなるが、その場を離れるとすぐに吠え始める。夜中にこれをやられると寝れない(>_<) まるで後追いの激しい2歳児あるいは3歳児を相手にしているみたいで、ほとほと疲れた。
あとで元の飼い主さん(≠義父・訳あって転々と住処を変えてきた犬なのです)に聞いてみたら、小さいときからよく吠える犬だったらしい。
飼う場所にも悩み中。
ポメといえば室内飼いが普通だが、義父はなんと外で飼っていた。犬小屋を用意し、長いつなをつけて家の前の芝生を自由に歩き回らせていたらしい。毛布のように密な毛のおかげで、蚊に刺されることもなく冬の寒さにへこたれることなく無事に生き延びてこられたようだ。ということで、我が家では庭に張り出したテラス(これは家人の力作)に犬小屋を置き、そこで過ごさせている。しかし夜中に鳴き声がうるさくて近所迷惑が気になったときや、あまりに冷え込む日は玄関に入れてやる。そこで困ったのが糞尿の始末。外で過ごしていたため、大や小はそのへんで適当にやる習慣がついている。なので玄関に入れるたび、家族の履き物が順番に被害に遭い、また、玄関マットも……(>_<) 叱ってもききゃしない。結局、不必要に吠えたら体罰込みで厳しく叱りつつ、微妙に気を使いながら外で飼うしかないのが現状。
お犬様もね、何ごともないときにやってくれば感情的にもう少しマシな対応ができると思うのだ。でも、入試・卒業・入学・葬式・就職、とイベントが山積みで家中がへとへとの時にこれだから、厄介のタネが一つ増えた、ぐらいにしか思えない。
いいこともある。
我が家のメンバーの中で、ただひとりお犬様に好感を持っているのが娘で、彼女は犬を散歩につれてゆくため、これまで不可能だった早起きができるようになった。目覚ましが三つ鳴っても起きられない彼女が犬の吠える声で起きるのだから面白い。
そして玄関がきれいになった。犬が粗相するたびに水を流して掃除するため、玄関のたたきはこれまでないほどにきれいだ。清潔な玄関は金運を呼ぶと聞くが、本当に金運は上がって欲しい。そのぐらいのご利益はあってもいいと思う。あ、でも、犬を玄関に置いてたらすぐに汚されるからアウトだよねぇ……orz
つづく。
PR
COMMENT