お犬様シリーズ・お手入れ騒動編。
この犬、種類は何でしょう?
柴犬っぽく見えますが、正体はポメラニアンです。ポメのくせに体重は4キロ。太っているのではなく、体格が大きいのです。
ポメラニアンの祖先はサモエド犬という話ですが、まるでそのサモエド犬に先祖返りしたかのような面構え。さらに、あのキャンキャン鳴く声で悪名高いスピッツの親戚でもあるそうで。どうりでうるさ(以下略)。さらにさらにどうでもいいことですが、私が幼稚園児だったころ、近所にうるさくて恐いスピッツがいまして、何度か噛まれそうになって犬恐怖症に……。ただ今治療中。
ポメラニアンという犬の歴史についてはこちら→
http://www.dogfan.jp/zukan/toy/pomeranian/index.htmlさて、本来長毛種のポメがなぜシバになってしまったか。
いきなりアレな話で申し訳ないが、引き取ったとき、この犬はかなり臭かった。体臭・口臭・糞尿の臭いetcが入り交じっていて、家人は絶対に家の中に入れたくないと言った。
しかし、素人がシャンプーするのも恐い。専門家に頼もうと、ペットショップでトリミング&シャンプーの予約を申し込もうとしたら、「予防接種の証明書はありますか? 狂犬病と混合ワクチンの」。
混合ワクチン? 狂犬病だけじゃなくて?
これが第一の関門だった。引き取ってきた愛犬手帳を調べるに、狂犬病は毎年受けているものの、ジフテリア予防を含む5種混合ワクチンは、この数年記録がない。もとの飼い主さんに確かめると、確かに混合ワクチンは打っていないということだった。
これはつまり、ペットショップ以前に獣医さんのところへ行けと、そういう話なわけだ。
それから約一週間後、近所で信頼できそうな動物病院へ連れて行く。予防接種の前に簡単な体調チェックがあり、その時はまず毛玉の多さに驚かれ、次いで歯を埋めてしまうほどの大量の歯石に驚かれた。口臭の原因はこの歯石。実はこの犬、ペットフードの好みが激しくて、特定の小粒タイプしか食べないのだが、その原因は歯石にあるのかも。そこで歯石を取ってもらえるかどうか尋ねたら「麻酔が必要なので体調のいいときに」と言われこれもちょっと手がかかりそう。
予防接種が終わり、具合が悪くなることもなかったので、さあ次はトリミング、と思って電話予約を入れたが時期が悪かったのか非常に混んでいて、十日近く待たされることになった。毛玉が多いと告げると「朝一番に来てください」と言われた。毛の密度ももつれ具合も半端ない状態だったので(使い古した毛布のよう)トリマーさんは大変だったはずだ。
それでようやく、すっきりさっぱりして帰ってきた時の写真が↑。
面白いことに、毛を刈られた当日と翌日は別犬のように大人しかった。まるで髪を切られたサムソン。もしかするとポメは毛にパワーが宿っているのかもしれない(ウソです)。
その後元気を取り戻したが、無駄ぼえがぐんと減った。汚れてもつれた毛は犬にとってもストレスだったのだろう。
つづく
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COMMENT
No Title
お犬さまは大分お金がかかりそうですね・・・。
あと玄関の被害も・・・(-_-;)
これからだんだんキレイになって、おとなしくなるかも!?
(ちょっと赤ちゃんと似てますね(笑))
Re:No Title
お犬様と¥>
春は予防接種&登録のシーズンなので余計に出費が重なります。犬のトリマー代なんて、私が美容院でかけるお金より高いんです。
犬がきれいになるたびに、ちゃりーんちゃりーんと¥が飛んでいく音がします。
玄関>
最近温かくなったので、夜中でも庭で寝るようになりました。それにオシッコのタイミングもわかってきたので、そろそろかな?という時にはいったん庭に出します。
ほんと、おしめ外しのトレーニングしてるみたいですし、後追い癖があるところも3歳児そっくりですよー。この「永遠の3歳児」という点がペット人気の鍵なのかもしれません。
お犬様
実家でスピッツの雑種を18年も!飼っていましたが無口なヤツでした、泥棒?が来ても吠えない、カラスに1回静かにワンと言うだけ。お風呂で洗ったり、ブラッシングはよくしていましたが。
私共も柴っぽいポメを見たことありますが、長髪?すぎるのも或いはダンゴ状の毛も何か問題があったのでしょうね。
次は歯石除去ですか、お忙しいのに何ですが、お嬢さんのプラスにもなっているようで微笑ましいです
Re:お犬様
写真でよく見るポメは長くて美しい毛がびっしりと生えそろってますよね。うちのなんちゃってシバ犬と同じ犬種とは思えないぐらいです。
外飼いにしておくと、その長い毛にゴミが引っかかったり、土や芝生の上でゴロゴロしているうちにからまったりするんですよ。これから外気温はどんどん上がるので、秋口までは柴犬スタイルで行こうかと思ってます。しかし、うちの犬はブラッシングが苦手で、10秒ともちません。orz
毛を刈って初めて気付いたのですが、もものあたりの毛が60過ぎのオジサンみたいになってまして、要するに薄毛なんですが、これは風通しの悪さからくる皮膚炎のためだとトリマーさんに説明されて、さすがに気の毒になったのでした。炎症は自然治癒しても毛が生えにくくなってしまったんですね。人間用の育毛剤でマッサージしたら再生しないかしら(無理です)。冗談抜きで蚊にさされる→フィラリアが心配です(フィラリアの予防薬は高く付きます/涙)。
スピッツ>
割と最近になってから知ったのですが、本来はそんなにキャンキャン鳴かない犬らしいですね。賢いし。ただ、四十年(?)前のスピッツブームに乗って飼った人たちは犬の扱い方をよく知らないことが多く、結果的に犬にストレスを溜めさせ、キャンキャン鳴くようになったらしいです。
くるりんさんところのスピッツはきっといい具合にケアされてたのでしょうね。