三日前のことになるが、今の仕事に就いてからはじめてのお給料が入った。
自由に使えるお金があるっていいなぁと痛感する。今までは人が稼いだお金を管理するばかりだったもんね。
お金はパワー(力)の一種なので、その効力をよく理解した上で無駄のない使い方をすれば魔法の杖に匹敵する便利さを持ってると思うし、貯めるよりは循環させるべきものだと思っている。
で、初めての給料を何に使ったかというと?
a) 積立貯金(学費用として)
b) これまで欲しかったけど我慢してた本やCDを買い集める
c) まともに動画が見れない今のパソコンを買い換えるための費用にする
d) 携帯をやめてスマホに買い換える
……のどれでもなくて、寄付に充てたのだった(全額じゃないです、半額です)。
ただし、今は義捐金や支援金が一種のブームになっている嫌いがあり、どこへ行っても、何のイベントに顔を出しても二言目には「募金を」とか「チャリティ」だ。某赤十字社は大量に集まったお金をどう配分するかで困っている。
それで考えた。被災地の人たちに直接届く(でも時間はかかる)義捐金とは違う形で彼の地の人たちの役に立つお金の使い方はないだろうかと。
結果、2箇所に寄付することにした。
ひとつは、ふだんから野菜の宅配でお世話になっているらでぃっしゅぼーや。被災地を応援するための窓口が設けられていて、そこにお金を送ると、東北にあるらでぃっしゅさんの取引先(農家やメーカー)を通じ、現地の人々が必要とするものを適宜調達してくれるそうだ。被災地で必要とされるものは状況に応じて刻々と変わってゆくから、現地を実際に知っている人に頼むのがいい。
もうひとつは仙台フィル。
「音楽の力による復興センター」 http://www.sendaiphil.jp/news/index.html#news110328
ほんとのところ、生きるだけで精一杯の人には音楽を受け入れるだけの心の余裕なんてないだろう。ショックで感性が麻痺してしまった人もそうだ。でも多少なりとも日常生活に近づきつつある人、感情を取り戻しつつある人にとっては、本や音楽の効用は大きいはず。仙台フィルさんにはぜひ頑張って欲しい。
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COMMENT
音楽の力
Cンチュリーも応援しているので我々も微力ながら寄附しましたが…、日常生活はまだまだ遠く、感情も忘れてしまった人が、聴く事によって緊張や「つかえ」が取れて初めて涙したそうです。余裕ができたから聴くというより、余裕の無い人にこそこういった「癒し」が必要なのかもしれませんね、そして「鎮魂」。
Re:音楽の力
寄付といっても、雀の涙程度のお給料のさらに半分ですから、本当はこそっと黙っておこうかとおもったくらいなのです。
「音楽の力〜」の活動報告では、救われたと仰った方が確かにいらっしゃいましたね。団員の人はさぞ嬉しかったに違いありません。
私の経験からすると、本当にどん底にいる時には音楽も慰めの言葉も「馬の耳に念仏」状態なんです。心の表面をするすると滑り落ちて流れていって何も感じることができません。衣食住がある程度安定して初めて、何かを味わう余裕が生まれるのだと思い知りました。
心の平安を感じる人が増えてゆきますように。
寄付
とにかく何をしたらいいのか,とりあえず出来ることは何かを考えたのですが,思い及ばずこうなりました。
Re:寄付
もし自分の初給料が一ヶ月早かったら、恐らく赤十字に送ってます。