久しぶりにヤドカリの記事。
というのも、10月16日にお転婆娘のヤドミンが脱皮潜りをしてしまい、残されたヤド吉はのんびりまったりと、実に何の変哲もない日々を送っていたからだった。つまり、ネタがなかったというわけで。
ヤド吉はのんびりと、マイペースな日々、具体的には寒くなれば砂にもぐり、気候のいいときには土管の中で昼寝して、水が新しくなったら水浴びして…という日々をおくっていて、何の気苦労もなさそうだった一方、飼い主は、いつになったらヤドミンが無事に脱皮を終えて出てくるのか気が気でなかった。
ヤドカリ最大の危機は、なんといっても脱皮である。脱皮の最中は動きが取れない上に、一時的に硬い殻が弱く傷つきやすくなるので、オカヤドカリは敵を避けてわざわざ砂の中で脱皮をし、殻が硬くなるまで脱いだ殻を糧にしつつ、じっと時を過ごすのである。しかし、脱皮に失敗して体の一部がもげたり、また、深く潜りすぎて水槽の底にたまった水分でおぼれてしまったり、という不幸な例も少なからずある。
ちなみに海にすむホンヤドカリはどうするかというと、瞬間的に古い殻を脱ぐらしい。こちらは速さで勝負ということか。
脱皮潜りの期間がどれだけかは、固体によってまるで違う。早いと一週間ぐらい(ちゃんと殻は固まったのか?)普通は3~4週間、また季節が悪くて冬にかかると、春がくるまで脱皮&冬ごもりということもあるようだ。
で、我が家のヤドミンは10月16日に潜って今日出てきたから、2ヶ月弱になる。はっきり言って長い。
一ヶ月目を過ぎてから、「ひょっとして…」の思いが何度頭をよぎったことか。
出てきたら出てきたで、落ち着かないのなんのってごそごそ水槽の中を動き回ったあげく、最後は土管に居座った。さて、これでヤド舎の大掃除ができるぞ。
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