世間を騒がせている「事業仕分け」について、文部科学省のHPの中にこんなコーナーがある。
「行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください」
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm「子どもの読書活動の推進事業」など、文化・科学・学習関連の事業が軒並み廃止または大幅な縮小となっている。一項目につき一時間の話し合いで廃止か存続かを決めているわけだが、少々乱暴すぎるやり方だと、仕分け担当者たちも思ったのだろう。一度削ってしまった以上、簡単には復活させれないだろうが、削減に反対する国民の声が多ければ復活の可能性はあるかもしれない。たとえ建前ではあってもこの国では国民の声が一番重要なはずだから。
もっとも、読書推進事業とか子どもの体験活動の推進および活動に対する補助なんかは、廃止されたら新たな形で立ち上がってくると思うけどね。国が補助しなくても、自治体とかボランティア活動で補えそうな気もする。逆に言えば、そういう事業にお金をかければ子どもがすくすく育つかと言えば、かならずしもそうとは限らない。むしろ、今は家庭が健全に機能するように、あるいは貧困に苦しめられる家庭が減る方向に国の金を使って欲しいと思う。
ただし、科学技術の開発に対してはそんな悠長なことは言ってられなくて、これは資金が断たれたら立ちゆかない。マジでやばいんじゃないかと思う。日本は技術力が資源なんだから、技術開発の費用をケチったら、それこそ10年後に後悔することになるのではないだろうか。
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