ぼちぼち、演奏会の酔いがさめ、日常モードが戻ってきた。
気がつけば、金魚の水替えをしてやらねばならず、ヤドカリの砂も洗ってやらなくてはいけない。
脱皮をすませたヤド吉は、先日宿替えをしたら、余計に大きくなったように見える。
大きくなったのはサイズだけではない。態度もだ。
今朝、ヤド吉を手のひらにのせて遊んでいた娘が、「あいたたたた!」と悲鳴をあげた。ハサミで手のひらをつままれたらしい。しかし、そこは日ごろザリガニで鍛えている彼女、落ち着いてヤドを水につけたら、すっと離れた。
が、ヤドカリが甘噛みなんてするはずもなく、手のひらにはくっきりはさまれた跡が残っていたのだった。娘いわく、「ザリガニと同じくらい痛かった」。それでも振り払わなかったキミはえらい。振り払ったりなんかしたら、ヤドカリはハサミを自切してしまうのだから。
水槽の中に戻ったヤド吉はごそごそと土管の中に這い戻るも「なんか悪いことした?」みたいな態度でふんぞり返っていたように見えた。
砂を洗っている間、海水浴をさせたら、器から脱走しようとするし。
そして今日も人さまにお見せできるような写真は取れなかったのだった……。
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