2012年もいよいよおしまい。今年は大掃除も少しばかり早く終わったので、振り返りをしてみる。変化のインパクトは昨年のほうが強いが、今年は地味に見えて影響の強い変化がいくつか。
1. 実家が引越し
ずっと借家だった実家がついに立ち退きを迫られ、両親は老後の資金をはたいて新天地に家を新築。私は業者との連絡&調整&アシ係として春から夏にかけて走り回る。面白い体験だったし、前よりも暮らしやすいところに落ち着いたので、災い転じて……となった。が、それとは別に生まれ育った家が消えてしまうというのは、どうなんだろう、結婚して家を出て18年たった今更、喪失感もへったくれもないのだが、あたかも内臓の一部、例えば盲腸のような、取り去っても健康に影響の出ない臓器をもっていかれたような感覚がする。
2. 運動を始めたよ
ことの始まりは、職場にフィットネスクラブの体験入会の案内が来たこと。無料なら一回ぐらい試してもいいかと思ったのが運の尽き。……じゃなくて、むしろ運動の必要性について学べたので良かったのだと思う。この年になると肩こりや腰痛、頭痛など、身体のどこかしらが具合悪くなるものだけど、若いころと違い、放っておいて良くなる、ということはまずなく、それなりに手入れしてやらないといけなくなる。いろいろ考えて、無料体験したのとは違うフィットネスクラブに入ることにした。そこでピラティスと出会い、いい感じで続けている。脂肪を減らすためというよりは、疲れにくい身体づくりと良い体調を維持するのが目的。
3. クリスマスに盛り上がれなくなっていた
今年はネットでやたらに社会問題に触れることが多かった。実際、震災の傷跡はまだまだ癒えていないし、原発反対デモは各地で起こるし、今後の政治を左右する衆議院選挙はあるし、いったい何をどうすればいいのか、自分の立ち位置をどこに定めたらいいのか、手がかりを求めて情報をあさっていたせいもあるのだろう。そして12月が来て、迷いと焦りが入り混じった心持のままクリスマスイルミネーションの映像を見ても、なんの感興もわかないことに気がついた。逆に、どうして盛り上がれるかな、この大変なときに? とさえ思った。もちろんお祭りの時は盛り上がっていいのだし、世の中が辛気臭くなってもいいことはないのだから、この感情は正しくないのだろうけどね。
4. 人付き合いのツボを知る
職場で大いに社会勉強をさせていただきました。はい。なにしろ自分より年上の人ばかりの職場なので、人間関係をはじめ、さまざまな物事への対処については学ぶことだらけ。これで自分の振る舞いが大人になったかと言えば……(それ以上は聞かないでください)。 でもおかげで、この年になってようやく人間関係に対する苦手意識が少しは薄らいだ……ような気がする。それに人脈は財産である、という意味が実感をともなって理解できるようになった。
5. 生まれて初めてのオケかけもち
これについては長くなるので記事を分けます。
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