先日我が家に来たオカヤドカリの話。
得体の知れない生き物と付き合うべく、ネットの中をうろついていたら、上記の事実にぶち当たった。
どうやら、オカヤドカリは海に棲むものに比べて希少な種類らしく、1970年に天然記念物の指定を受けた。ところが、オカヤドカリが大量に生息していて、ごく普通に捕獲・利用されていた沖縄は当時、まだアメリカ領だった。本土復帰してから、突然「オカヤドカリは天然記念物なので捕獲禁止にします」なんてやろうものなら、路頭に迷う人々が出る。ということで、特例として「沖縄オカヤドカリ取扱商組合」のメンバーのみがオカヤドカリの商取引を行えることになった。それは現在も続いていて、7人の組合員が細々と採取している状況らしい。(新規参入が禁じられているため) 詳しくはこの辺りを→
★なんてこった、我が家に天然記念物がいるとは!
飼育方法を誤って早死にさせたりしたら、もったいない。
一般家庭の飼育環境での繁殖はたぶん無理なので(海の中で産卵し、幼生は海の中で成長するため)、せめて長生きさせてやらねば。ただし、聞くところによると、オカヤドカリの寿命は10~20年なのだとか。上手く扱えば、飼育ケースの中でも10年はお付きあいできる生き物らしい。
あと10年……。そのころ、うちのお嬢さんは成人式を迎えているぞ。
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