今月はあちこちの学校で個人懇談とか面談があるようだけど、我が家は、今日がそれだった。
基本的には問題ない子どもたちだけど、下よりむしろ上のほうがいろいろとあって…。そろそろ悩めるお年頃に突入かもしれない。
きょうだい同士でも個性が違うように、先生にもいろんなタイプの人がいて、こういっては失礼だが、いったん観察を始めるとなかなか面白い。
上の子の担任は中年男性で、よくしゃべる。子どもに関するエピソードをたくさん語ってくれる。ただ、割り当て時間をオーバーしてしまうこともしばしば。下の子の懇談時間が迫ってきてドキドキすることもあった。
下の子の担任はさらに年配の女性で、口数が少ない。要点をすぱっと言い切る。面談時間は一人15分の割り当てだが、この先生の場合、長くても10分ぐらいかと思われる。今日は予定の時間より数分早めに教室へいったが、前の人はすでに終わっていた。
そしてうちの子の懇談が終わった時点で、次の人の予定時間まで、まだ10分もあった。
それでどうしたかというと。
実は、面談をしながら、先生の顎の下、向かって右側についている虫さされの跡らしきものが気になってしかたなかったのだ。息子からの情報によると、先生は音楽の時間にバイオリンを弾いてくれたことがあるという。
虫さされみたいな跡は、形と色からして、バイオリンをかかえた時につくものに違いない。しかも、それはちょっと弾いたぐらいではできない。毎日のように弾きこまないと。
つまり、今、息子の先生はバイオリンをコンスタントに弾いているわけだ。なぜ?
そこで、時間がとれたのをいいこと幸いに、思い切ってバイオリンについてたずねてみた。おお、ビンゴ! 先生は、某市の市民オーケストラの団員(しかも超古株)だった! それも私が所属しているオケとつながりがあるところ。不思議な縁だ。
それだけではない。もともと音楽教育が専門だったのに、近年のゆとり教育の影響で(?)音楽の時間が減り、音楽専門の講師としての働き口がなくなってしまったのだとか。
「こんな世の中だからこそ、音楽の時間は減らしてはいけないのにねえ」と妙なところで意見が一致し、盛り上がってしまった。
いやでも、マジで。
心を育てるなら、学校は音楽や美術、それに図書室の本の品揃えで手を抜いてはいけません。
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