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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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扉を開けたら黒歴史

冬物のジャケットにかけるビニールのカバーを探そうと思って、寝室のキャビネットの扉を開けた時にはもう遅かった。過去の遺物が流れだしてきた。
先日、実家から過去の写真や手紙類を運びだしたのはいいけれど、それをしまっておく場所に困ってとりあえず寝室のキャビネットに放り込んだのだった。

家人は会社、子供たちは学校にいるという、独りを楽しめる貴重な時間帯。今片付けるか、もう少し時間ができた時にするか。疳の虫ならぬ勘の虫が「今すぐ」とささやいたのでその声に従った。ここで後回しにした結果、万が一他の家族の目に触れたりなんかしたら…と思うとゾッとしたからねぇ。

手紙はともかく、写真を見て驚いた。「こんなシーン記憶にない!」という写真が何枚も出てきたのだから。しばらく眺めて「これはびおらーず(大学時)のコンパ?」「もしかしてOLだったころの同僚と一緒? でもなんのイベントだったっけ…/汗」と、記憶をたぐり寄せる始末。
よくよく日付を見てみると、社会人になってから2〜4年目くらいのものが特に記憶からとんでいる。あの頃はかなりストレスフルな生活を送っていたので、友達と旅行したり飲み食いしたりしても、心の底から楽しめてなかったのかもしれない。そういえば、友人に手紙の返事を1本書くことさえ、しんどくてたまらなかったことを覚えている。(それでも頑張って書いたら「文章が死んでたよ」と後で言われた)

記憶からほとんどとんでしまったような写真はあっても仕方ないし、あとで子供たちにこっそり見られても嫌なので、「これは」という数枚を残してあとは処分することにした。手紙や記念品は問答無用ですべてさようなら。昔の手紙に目を通しても小っ恥ずかしいばかりだし、若かった頃の自分の写真を見ると、たしかにピチピチしてていいなと思わなくはないけど、やはり居心地が悪いのであまり見たいと思わないし、人様にも見せたくないのね。

それにこの前、義父が亡くなった時に痛感したけど、自分の死後に親類縁者が「この写真はどんな時のだろうねぇ」と余計な(でも仕方のない)詮索をすることを思うと、思い出の濃い写真(あるいは品物)ほど生きてるうちに自分の手で処分しておいたほうがいいと思うのだ。

ただ、過去の遺物を目にすると、あの頃手にしていて、今は失ってしまったもの、逆にあの頃まだ手に入れてなくて、今は身に付いて重宝しているもの、そういったものを思い浮かべては自分はどんな風に変わってきたのだろうか、あるいは変わっていないものは何だろうかと考えざるを得なくて、それは決して悪いことじゃないのだろう。
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