この秋、某英雄から契約期間更新の案内メールが届いた。携帯の契約が2年縛りなので、無料で解約できる時期は2年に一度しか来ない。自分の場合、今年の10月~11月がちょうどそれにあたる。
格安SIMに乗り換えるなら今だ。が、安定した大手キャリアから脱出して本当に大丈夫なのか? ちょうど世間ではiPhone8だのⅩだのと騒がれていて、いつしか、手持ちの5sの動作がもっさりしてきている。今の通信料金に月々1000円上乗せすれば、最新のiPhoneが使えるのだが――でもちょっと待てよ。
ということで、さんざん試算してお店の人の説明も聞いて考えたあげく、現在の通信環境はUQモバイル、スマホは中国・HUAWEI製のアンドロイドとなった。通信費は本体料金ふくめても毎月2000円ぐらい安くなる計算。
通信費はさておき、一番気になるのが、iOSとアンドロイドの違いお互い基本的なシステムが違うので、どちらが優れているかという判断はできない、というのがお店の人の弁。iPhoneにできてアンドロイドにはできないこと、また、逆の機能もあるので、これは実にもっともな話で、最終的には好みの問題になる。
iphoneはこれまで4sと5sを使ってきたわけだが、大まかな使用感は次の通り。
- 見た目がきれい。UIは非常に洗練されている(特に4s)。
- 手のひらにちょうど収まるサイズ(特に4s)。
- 対応アプリが多い。
- 一つの型番に対して、利用人数が多いので、web上のQ&Aが充実。
- iTunesで楽々バックアップ。音楽の読み込みも簡単。
いっぽう、アンドロイドはこれまでにASUSのNexus7タブレットを使ったことがあり、次は今回手に入れたHUAWEIのP10スマホ。アンドロイドの使用感はというと。
- メーカーや機種によって仕様が違うが、基本の操作は同じ(▽=戻る ○=ホーム □=使用中のアプリ一覧)なので、あまり迷うことはない。
- Googleアカウントを持っていれば、カレンダーにしてもドライブにしてもパソコンとの同期が超便利。
- P10の場合、指紋認証のセンサーが背面にあり、持ち上げると同時にロックを解除することができる。また、センサー部分で指をすべらせると、画面上部に出る通知の内容を展開したり閉じたりできるので、微妙に使い勝手が良い。
- ウィジェットが便利すぎる。天気予報にカレンダーにTODOリスト、WordPressブログの閲覧数などを画面に常駐させることができるので、いちいちアプリを開く手間がない。もちろんアプリによってウィジェットが使えるものと使えないものがあるが。
- ビバ! 「戻る」ボタン。
概ね使い勝手には満足しているP10だが、ひとつだけ問題が。
これは、画面の見やすさと裏腹なのだが、片手で操作しづらいし(たとえ片手モードがあるにしても)、なにより落としやすく、ポケットからはみ出す。これは結構イタイ。
もちろんiPhoneにも問題はある。だからこそ変えてみる気になったのだが、それは
おっと、これでは身も蓋もないので、もう少しマイルドに言い直すと、
どういうことかというと、ファイル構成を直接いじることができないし、アイコンのデザインやフォントも変更できない。全体的に設定でいじれる範囲が狭い。
これは、Appleの考え方なのだろうけど、「最高のUIを提供するので、不必要にいじるな」と言われているように感じて、あまり気持ちの良いものではない。もちろん4sは大好きな端末だったけれど、その後の端末を見るとAppleは最先端を走っているようで実は自ら作り上げたスタイルにはまり込んで、本当に斬新なことができなくなっている印象がある。お値打ちで工夫がこらされたアンドロイド端末を手にすると、余計にそんな気がするのだ。
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