今日はエレクトーンフェスティバル2006に子供たちが参加。
練習に明け暮れた(というほどでもないけど、忙しいことに変わりはない)日々のしめくくりだった。
今年は中学生のお姉さんたち三人と、うちの小学生二人、というグループで、日本昔話メドレーをやった。
曲のレベルは、先生がそれぞれのレベルに合わせて編曲してくれるので、問題なし。また、何回もいっしょに練習しているうちに、だんだんお互いの息が合ってきて、妙に仲良くなってしまったので、これも問題なし。
一番面倒だったのは、当日の衣装だった。浴衣二人分の用意と、本番前にさっさとしかも着崩れないようにきちんと着せるのがたいへん。
控え室で、必死に浴衣と格闘していると、すぐとなりに陣取っていた別グループから会話が聞こえてくる。どうやら、親が子供たちに練習態度のことで説教しているようだった。「しっかりやってらっしゃいよ」という激励ではなく、「そういういい加減な態度だから失敗するんだ」というかなり険悪な説教。もしかして、上位入賞を狙っているグループなのかなあ、と人事みたいに気の毒に思った。自分たちはむしろ上位に入りたくないので(本番は一度で充分。下手に優秀賞とかもらうと次のレベルの大会に出なくてはいけなくなる)楽しくできればいいやと、のんびりしたものだ。
フェスティバルは、ソロとグループ演奏の2部門ある。学年の低い順に演奏の順番が回ってくる。最後の方になると、中高生が主流で、しかもソロ部門では、自作の曲を演奏する子が増えてくる。
エレクトーンというのは本当に面白い電子楽器で、一台の楽器でオーケストラに匹敵するほど厚い伴奏のついた曲が演奏できるのだ。ボタンひとつで音色が変わり(その種類は半端じゃない)、自動的にリズムセクションが動き出す。よく「○○とハサミは使いよう」といわれるが、○○を「エレクトーン」と置き換えてもいいなあと思うぐらい。
舞台衣装もピンキリで、実に楽しかった。凝る子は本当に凝っていて、演劇で使いそうな派手で華麗なのもあったし、Tシャツ&ジーンズの子もいたし、いろいろ。でも、気合はある程度衣装にも現れる。それは言えてると思う。
グループ演奏になると、本当に学芸会状態。エレクトーンが奏でるメロディにあわせて歌ったり踊ったり。ミュージカルもどきもあったし、圧巻はパーカッションアンサンブルをやったグループ。リズムって、身体感覚を通して感性に訴えかける強い力がある。そうそう、もうひとつ、琴とエレクトーンのアンサンブルっていうのもあって、これも面白かった。
本当に、音楽は何でもありだと思う。楽しくやるのは簡単だし、それが音楽本来の有りようではあるけれど、だからこそ真に洗練された演奏を作り出すのは難しい。
面白いフェスティバルだったけど、開催場所が遠い上に、拘束時間が長いのが難点かな。お尻と腰が痛くなる。
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