一昨日のこと、子連れで実家に帰っている妹をさそい、美術館デート。お互い、時には命の洗濯をしないとね。
名古屋市立美術館で、音と絵画のインスタレーション、というのを開催していたので(正確には
藤本由紀夫展)それを見るつもりで行ったら、なんと開催期間を勘違いしていて、すでに終わっているじゃありませんか!
シャッターの閉まった展示室前で呆然と立つこと数秒。
しかし。美術館は一つだけではない。気を取り直し、まずは近くのポーランドレストランで腹ごしらえ。(料理の内容は限りなくドイツ料理に近かった。ポテトパンケーキがあったり、ザワークラウトと肉の煮込みがあったり)
それからさして遠くない愛知県立美術館へと向かう。こちらでは、まったく趣の違う「古代ペルシャの文明展」なんてやっていて、まあ、綺麗そうだから見てみようかと足を踏み入れた。あんまり期待はしていなかったが、それがかえって良かったのかもしれない。
いやあ、あの地域の人々は、紀元前何千年という大昔からすぐれた図形センスを持っていたのだ。動物を美しくデフォルメした壷や水差しを前に、それをひしひしと感じずにはいられなかった。また、端々にほどこされた幾何学模様、あるいは植物をモチーフにした装飾模様を見ると、この人たち(古代ペルシャ人)はどこから来たんだろうとさえ考えてしまう。
昨年万博でトルコ館を見たときに、緻密な幾何学模様、それも自然をモチーフにした模様の美しさに驚いたが、そのセンスは何千年も前からDNAに刻まれていたのだろうか。
現在では中近東と呼ばれ、争いが絶えないあの地域だが、数千年前は世界で最先端をゆくほどの文化・文明が花開いていた。なんだかなあ。
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