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びおら弾きの微妙にズレた日々

草木染めはほとんど料理

我が家のお嬢さん、昨年は自由研究をさぼったが、今年は気合を入れて草木染めに挑戦。ただ、火を使う作業を伴うので、親がそばについていてやらなくてはいけない。結果として半分は親の自由研究になってしまったが、それはどこも似たような状況じゃないかな? きっとそうに違いないと自分に言い聞かせつつ……。 
「草木染め」という言葉自体はあちこちで耳にする。草木染めのスカーフ、シーツ、シャツなどなど。また、自由研究の虎の巻に「草木染めに挑戦してみよう」とか。

で、実際やって見ると……。材料集めは思っていたより簡単。基本的に植物なら色がつくという。器具もほとんど家庭用品で足りる。(なべ、ボウル、ざるなど)。薬品らしい薬品といえば、媒染剤(=色を繊維に定着させる液)としてミョウバン水溶液や酢+古鉄(鉄漿〈てつしょう〉と言うらしい)。模様付けは、輪ゴムで布を絞れば、いろいろ面白い模様が作れる。

しかし、材料を煮出す時間が素材により、まちまちでそれを測るのに苦労した。それに大量の水が必要。Tシャツを1枚を染めるなら、大きなパスタポットまたはシチュー鍋で材料を煮出さなくてはいけない。4~5リットルの容量があれば大丈夫かな。

また、ほとんどの植物が染物に使えるということは、色の出方が無限にあるということで、奥が深いのだった。
同じ材料を使っても媒染剤に何を使うかで色の出方が全然違ってしまう。調べて見ると媒染剤としては、ミョウバンや鉄のほかに、石灰や炭の燃えカスを水に溶かしたものを使ったりすることもあるらしい。昔の人は蕎麦のゆで汁を利用したり、田んぼの泥の上澄みを利用したりしたという。

で、今回娘が材料に選んだのは、紫玉ねぎの皮、紅茶の出がらし、ブドウの皮、カモミール(以前実家で大量に咲いたことがあって、その時に乾燥させてとっておいたやつ)、スパイス棚にあったターメリック、庭に生い茂るローズマリー、その辺に生えているセイヨウヤマゴボウ。
以上の材料をそれぞれ煮出したり、実を潰したりして染液を作り、白いガーゼのハンカチを浸し、一定時間弱火で煮る。その後媒染液に浸すと、さっと色が変化してしばらくつけておくと定着する。ものによってはもう一度染め液で煮て、出来上がり。

面白いのは、例えば紫玉ねぎだから、紫色がつくわけではないということ。材料を煮出す時点で、すでに本体とは違う色が出てくるのだ。それをミョウバンや鉄漿に浸すと、またまた違う色に変化する。ちょっとわくわくする。

ちなみに紫玉ねぎは、ミョウバンで定着させると茶色に近い黄色。鉄漿で定着させると黒と深緑の中間のような色。さすがにターメリックはどちらで定着させても、あの黄色そのまんまだったな。
基本的に、ミョウバンを使うと、黄色~茶系、鉄漿を使うと深緑~灰色~黒といった感じの色が出る。色的にはちょうど秋カラー。

ひと通り、色をためしてみた娘は、最後に真っ白なTシャツを紅茶で渋めの赤茶色に染めた。もちろん絞り模様も入れて。なかなかワイルドな仕上がりになった。本人は大満足だが、実は一番の難関がこれからで、彼女は草木染めの過程をうまく紙の上にまとめなくてはいけない。休みの残り日数は少ないし、がんばれよ~。(エールを送るだけの親/笑)

★参考サイトはこのあたりを使わせてもらいました。
・染めもの倶楽部 http://www.masuhisa-naturecolor.co.jp/wabofu/someclub/index.htm
・手軽にそめよう、草木染め http://www.geocities.jp/g_rakusaikb/index.html
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