野焼き窯は、激しい夕立にあったにもかかわらず、スタッフの方々の尽力のもと、ぶじに燃え尽きた模様。
本日は10時集合。空はピーカン、最高気温の予想は34度。実際は36度近くまで行ったのでは、と思われる。
実は、窯をひと目見るなり、あちゃ~(>_<)だった。紙と粘土で作ったドーム型の窯は無残にも崩れ落ち、燃えカスの中に焼きあがった作品がうずもれている状態だったのだ。
しかし、窯が壊れるのはよくあることらしく、むしろ原型を保ったまま焼きあがるほうが珍しいらしい。全部で11個あるうち、生き残ったのは3つぐらい。そして、窯が生き残ったからといって、中の作品が無事だとは限らない。
さて、我が家の作品は……。
取り出して見てびっくりしたのが、色。焼くときの条件によって、レンガのような赤、乾燥粘土そのままの白っぽい茶色、炭のような黒の3色が出る。一つの作品でも酸素の入る場所とそうでないところの差は大きく、3色揃ってしまった作品もあった。
一番恐れていた、乾燥不足による破裂はなかったものの、窯の温度が急激に上がリ過ぎたため、作品の一部が剥がれ落ちてしまったもの多数。しかしがっかりすることはない。世の中にはセメン☆インという文明の利器がある。ひび割れ状のすじが残るが、発掘された土器のような雰囲気がでる……かもしれない。焼き物は一筋縄ではいかないと身にしみてわかった。
作品を取り出し、窯の後片付けをしたあとは、お楽しみの野焼きピザ。うちのお嬢さん、これが目当てで野焼きイベントに申し込んだようなもの。前半では「暑い~。お茶~。氷~」とうなっていた彼女も、ピザ作りの時間になると、急に元気になる。
ピザ生地やソース、チーズはスタッフの方で用意されているので、自分たちの作業は生地を伸ばし、ソースの上に家から持ってきた具を乗せること。具を乗せたら、ピザ焼き場へ行き、炭火で焼いてもらう。カリカリ生地の美味しいピザになった。チーズの上に点々とついている炭の粉も味のうち。
食事が終わると、各自で資料館の本館へ焼きあがった作品を持ち込み、展示スペースにタイトルをつけて並べる。(割れた作品の修復作業はこの時に。まるで発掘された土器を復元しているような姿の人も)これが8月25日まで展示されることになる。あとは子どもが感想を書いて出しておしまい。涼しくて快適な資料館を後にしたのだった。
その後。家に帰っても暑さはいっこうに和らぐことがない。よし、それならプールに入って身体を冷まそう! ということで、午後も遅くに市営プールへ。終了時間まで一時間ほど泳いで遊んだ。水はぬるく、まるで温水プール。それでもだいぶすっきりした。
真夏をいやと言うほど味わった一日。
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