音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。
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息子の通う高校が文化祭の真っ最中。日ごろろくに口を聞かない我が家の高校生三年生は、いったいどんな学校生活を送っているのだろうかと気になって、様子を見てきた。
こう言っては身も蓋もないが、高校生に劇をやらせると、というか劇に限らず人前で何かするプロジェクトをさせると、頭のレベルが恐ろしいくらいわかってしまうのだな。
で、肝心の息子くんがどんな役をしていたかというと、キャー隊ではなく、客席最前列にずらりと並ぶさくら隊。「その他大勢」と軽く見ることなかれ。笑いや拍手を先導する大事な仕事ですよ?(役がないぶん、道具作りや脚本作りに関わっていたのではと推測)
その後お昼休憩をとって、剣道部顧問の先生が主催する「合気道教室」へ。「初めての方もどうぞお気軽に」というチラシが、文化祭のたびに校内のあちこちに貼りつけられ、一昨年からずっと気にはなっていたのだが、最終学年になってとうとう行動に出た。
予想通り参加者は少ない。保護者に至っては自分一人のみ。あとは先生や先生がかき集めてきた生徒ばかり。
いゃあ、場違いなところに……と後悔したのはほんの最初だけ。いざ、技の披露となると、あまりの見事さに「へー」「ほー」を連発しながらガン見。打ち込んできた手を払って手首を取り、ひっくり返してぽんと投げる。というか、技をかけられた方は面白いくらいバッタンバッタン倒れてゆく。それに、息子が小学生のころに習っていた少林寺拳法の動きに似ているところがある。
続いて最も基本となる形を体験させてもらったのだが、うん、スゴい。手首の急所をきちんと押さえると、ほとんど力を加えずに相手をひっくり返すことができる。技をかけられるとよくわかるが、ある角度で手をひねられると、もう倒れこむしかない状況になるのだ。
面白いなあと思って、ペアを組んでくれた人に技をかける練習をしていたら、指導の先生がいつの間にかそばにいらして「筋が良いね」と(〃∇〃) まあ、楽器を弾くのも身体を思い通りに動かす訓練なので、共通項はどこかにある……かも。
実際は相当練習を積まないと、夜道で暴漢に襲われた時には役に立たないし、それよりか男性の急所を攻撃して逃げたほうが確実だろうな。(ただし、不用意に蹴ろうとすると、足を取られてひっくり返るのでご注意を)
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