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びおら弾きの微妙にズレた日々

高校生観察

息子の通う高校が文化祭の真っ最中。日ごろろくに口を聞かない我が家の高校生三年生は、いったいどんな学校生活を送っているのだろうかと気になって、様子を見てきた。


三年生のクラスの出し物は演劇と決まっていて、文化祭プログラムを見ると、クラスごとにさまざまなカラーの演目が出ている。さまざまとはいえ、人気アニメや映画をネタにしたものも半分くらいあって、まあ全体的にゆるいというか、温く笑えて微笑ましかった。ミュージカル風に歌と踊りを取り入れたクラスもあって、踊りは見事。たぶん、ダンスを習っている子たちが振り付けを考えたり練習指導したんだろうな。

で、息子くんのクラスはというと、共学校でありながら理系クラスであるがために全員男子。クラスTシャツは黒字に金ラメで「漢」が一文字入っているのみ。色気の「い」の字もない。いったいどんな出し物で来るかと思ったら時代劇だった。登場人物はみな袴をつけ(実は剣道用の練習着だったりするのだが)、しかも結構それっぽい殺陣を演じてみせる(刀に混じって竹刀もあったような……)し、最後の主役とラスボスのバトルはなかなか迫力があった。たまにジョジョの台詞が混じっていたような気もしたが、それはご愛嬌。
バトル中心の時代劇なので、女子がいなくてもまったく不自然ではないし、ダンスの代わりに殺陣を見せることで華やかさがあるし、これは男子クラスの特徴を上手いこと生かしたなあ、と感心しきり。(恋愛物で男の娘を期待した母を誰か叱って下さい……)
なにより、台詞がはっきり聞こえるのが良いし、脚本や演出、カーテンコールも「観客がいる」ことをちゃんと意識して作られたもので、好感が持てた。

こう言っては身も蓋もないが、高校生に劇をやらせると、というか劇に限らず人前で何かするプロジェクトをさせると、頭のレベルが恐ろしいくらいわかってしまうのだな。

で、肝心の息子くんがどんな役をしていたかというと、キャー隊ではなく、客席最前列にずらりと並ぶさくら隊。「その他大勢」と軽く見ることなかれ。笑いや拍手を先導する大事な仕事ですよ?(役がないぶん、道具作りや脚本作りに関わっていたのではと推測)

その後お昼休憩をとって、剣道部顧問の先生が主催する「合気道教室」へ。「初めての方もどうぞお気軽に」というチラシが、文化祭のたびに校内のあちこちに貼りつけられ、一昨年からずっと気にはなっていたのだが、最終学年になってとうとう行動に出た。


予想通り参加者は少ない。保護者に至っては自分一人のみ。あとは先生や先生がかき集めてきた生徒ばかり。
いゃあ、場違いなところに……と後悔したのはほんの最初だけ。いざ、技の披露となると、あまりの見事さに「へー」「ほー」を連発しながらガン見。打ち込んできた手を払って手首を取り、ひっくり返してぽんと投げる。というか、技をかけられた方は面白いくらいバッタンバッタン倒れてゆく。それに、息子が小学生のころに習っていた少林寺拳法の動きに似ているところがある。
続いて最も基本となる形を体験させてもらったのだが、うん、スゴい。手首の急所をきちんと押さえると、ほとんど力を加えずに相手をひっくり返すことができる。技をかけられるとよくわかるが、ある角度で手をひねられると、もう倒れこむしかない状況になるのだ。
面白いなあと思って、ペアを組んでくれた人に技をかける練習をしていたら、指導の先生がいつの間にかそばにいらして「筋が良いね」と(〃∇〃) まあ、楽器を弾くのも身体を思い通りに動かす訓練なので、共通項はどこかにある……かも。

実際は相当練習を積まないと、夜道で暴漢に襲われた時には役に立たないし、それよりか男性の急所を攻撃して逃げたほうが確実だろうな。(ただし、不用意に蹴ろうとすると、足を取られてひっくり返るのでご注意を)

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