新年あけましておめでとうございます。本日はたいへん穏やかな元日で、昨年と同じように地元の神社へ歩いて初詣からの、おやつを買って帰宅。食事も簡単に用意できるもの(いつもお手軽調理では? というツッコミはさておき)が冷蔵庫に入っている。あえておせちでなくてもいい。便利な時代になったものだ。
ちなみに今年はおみくじはなし。せっかく大吉が出ても当たらないのでは意味が……(げほごほ)というより、精神衛生上よろしくないので。
実は、昨年度は家庭内で色々ありすぎ、無事に年が越せるのか危ぶまれた我が家であり、どうにか日付ならぬ年度変更線は超えたものの、まだまだ波瀾はありそうなので、波が来たら知恵を回してうまくやり過ごす心づもりをしておかないと、やってられない。
昨年のまとめをしようと思って過去の記録を眺めてみたところ、出演した演奏会は一つだけだが、鑑賞者として演奏会にはマメに足を運んだ。有名どころの大きな演奏会をチェックするのではなく、小さな編成で場所もホールロビーだったりサロンだったりするような、けれども質の高い演奏会にたくさん出会えた。
気に入った美術展にも通い、ついに豊田市美術館の年間パスポートを入手してしまった。すでに元は取れている。
手軽に質の高い演奏やアートに出会える街作りって、こういうきな臭い時代だからこそ大事なのかもしれないなと、最近強く思う。アートの本質って、現実をメタ認知したり、目に見えないけれど確かに存在する世界を認識する手がかりになったりするから。目に見えるもの、聞こえてくる表層的な言葉、じかに触れるものだけを絶対的なものだと見なし、その奥に潜むものを想像する力を失ってしまえば、人は往々にして騙されたり、間違った道に踏み込んでしまいがちになるから。
ということで、今年も興味の赴くまま(ただし財布と相談の上)コンサートに足を運んだり展覧会を見に行ったり、鑑賞記録を残したりしていこうと思う。
出演予定の演奏会としては巨大プロジェクトがひとつ決まっているのだが、これはできるだけまわりに迷惑をかけないように。あとはご縁があれば、どこかでお手伝い出演ができればいいな、ぐらいに思っている。
本年も当ブログと管理人をどうぞよしなに。
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