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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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そうか、そうだったのか

あるクラシックMIDIサイトを訪れ、そこで 「END GAMES」すなわち作曲家の最後の作品を集めたコーナーを見つけた。
→http://www02.so-net.ne.jp/~hedonism/MIDI/

「最後の作品」というくくり方が好きだし、そこそこの知識もあったものだから面白くてついはまりこんだ。

例えば、ショスタコの最後の曲・ビオラソナタにこめられた怨念だとか、マーラーの10番の終楽章のテーマについてとか、興味深い記事がいろいろ。

マーラーのエピソードがいちばん心にしみた。
マーラーの6番目の交響曲は「悲劇的」というサブタイトルが示す通り、全体を通じて陰鬱な絶望の空気に支配されているが、その中で一楽章の第二主題だけが明るいという。(←まだ自分の耳で確かめていないので伝聞形)
作曲家本人によると、この第二主題は妻・アルマを表しているのだそうだ。さらにこの第二主題は、完成しきれなかった第十交響曲の最終楽章にも美しい形で姿を現す。

奥さんに惚れぬいた作曲家としてはシューマンが有名どころだが、マーラーもそうだったんだなと。
(もっとも、クララは夫の死後再婚はせず、アルマは2度再婚しているあたりが何とも…… 妻を愛することと、妻を満足させることは別問題だ(^^ゞ)

これまで十番は、本人の手で完成された第一楽章のみしか聴いたことがなかったし、聴く気になれなかったのだが、近々全楽章を通して聴いてみたいと思う。音源は手元にある。
でも、マラ十は第一楽章ですでに彼岸の世界を具現しちゃってるからな。最後まできいたら現世に戻って来れなくなりそうだ。

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