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びおら弾きの微妙にズレた日々

田園にいる夢の続き

今朝、息子を幼稚園へ送ったついでに、買い物をしようとスーパーに寄った。が、まだ開店時間前で、20分の暇。
何をしようか考えるまでもなく、車のカセットデッキに田園を放り込んで聴く。エンジンを止めているし、一種の密室状態なので、なかなか快適に聴ける(寒さを忘れれば)

窓の外をのんびり眺めながら田園の2楽章を聴いていると、風景のBGMとして最高。
ええ、まさに「田園」で暮らしてますから。(苦笑)

それで思ったのが、やっぱり2楽章ってオール伴奏なのか? ということ。
先日の記事(1月20日)で書いたとおり、2楽章には、目立つ主旋律がない瞬間が何度もある。木管とバイオリンは合いの手、中~低弦はひたすらアルペジオ、という場面だ。

風景を見ながら、何となくピンときた。
そうか、これは田舎田園の風景を眺めている人が主役で、楽器はあくまで伴奏なんだ。ということが。
のどかな風景を彷彿とさせるモチーフをちりばめることによって、聴き手がまるで本当に自然の風に吹かれているような心地にさせる仕組みじゃないのかと。
木管群は鳥の鳴き声で、弦楽器は風や木々のそよぐ音。主役は聴き手本人だ。
最後のダメ押しがラスト10小節あまりの、カッコウやナイチンゲールの鳴き声。(スコアを見ると、その部分には本当に鳥の名前が書き込まれている)

この曲が運命と同時期に書かれたなんて信じられない。
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