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びおら弾きの微妙にズレた日々

まさかこんなことになるとは

娘をピアノのレッスンに連れて行ったら、ある案内チラシを見つけた。
「高校生以上、高級ホテルのホールで開かれるフルコース付き演奏会への出演者を募集しています。(生徒の)お父さん、お母さんもいかがですか」
へぇー、と思って見ていると、さっそく先生に声をかけられた。
「どうですか」
「でも、ピアノ弾けませんから」
「ピアノでなくてもいいんですよ。ほら、チェロをお弾きになるとか」
「ビオラですけど」
「曲を選んでもらえたら、伴奏しますよ」
「ほ、本当ですか!」
この時点で心臓がパクパクいい出した。
ソロなんて、これまで経験したことない、でも弾きたい、弾きたい曲といえばあれに決まっている。これはチャンスか落とし穴か。
気づいたら「申し込み締め切りはいつですか」とたずねていた。
ちなみに演奏会は2月。
家に帰って、夕食をすませるとすぐに楽譜をあさる。人前で弾くとは夢にさえ思わなかったが、楽譜だけはある。
曲のレベルはピンからキリまであるので、手に負えそうなものを見繕う……というのは嘘で、本命はフォーレのシシリエンヌ。
それが弾けなかった場合に備えて保険となる曲を探したのだった。
いくつか第二候補の曲を見つけたので、実際に弾いてみようとびよらを取り出した。
緩めてあった弓の毛を張ろうとして弓の下端にあるネジをまわした。
どうもうまく回らない。数秒後、ぶちっと嫌な音がした。
ねじ山がねじ切れたらしい。
それきり、弓の毛は何をやってもたるんだままだった。
肝心なときに壊れるのが、いかにもびよらだ。
次にしたのは、楽器屋探し。
この際だから、ネジを取り替え、毛替えもして、本体の駒も取り替えてやるのさ。あ、ついでに調整も。要するにオーバーホールを頼むということだね
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