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びおら弾きの微妙にズレた日々

シベリウスは冬

少々気が早いが、次の定演で演奏するシベリウスの交響曲第2番を聞いてみた。
学生のころに買ったアシュケナージ指揮のCDがあったので、ほこりを払って引っ張り出す。

懐かしい。

それ以上にスケールの大きさに圧倒された。

この曲を聴いていると、まるで絵やフィルムを見ているような気分になる。
大雪原の中をとぼとぼ歩く人の影とか、雄大な山々とどこまでも青い湖とか、そんな景色が見えるような気がする。
あるいは、火のそばで暖を取りながら昔話に耳を傾ける子どもの姿。

シベリウスは、北欧神話や伝説をモチーフに沢山の曲を書いているので、もしかすると子どものころから、数々の伝説を聞いては想像を膨らましていたのではないだろうか。
暗く長い冬が毎年訪れる北の地方では、家に閉じ込められる冬の間は、物語をつむぎ出す格好の時期だったらしい。逆にそうでもしないと、精神的にもたないそうだ。

ということで、シベリウスの曲には独特の世界があって、それが魅力的でもあり、演奏するときには非常に難しく感じるところでもある。
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