これはスコアの画像です。CDの画像がなかったので……。ニールセン先生、イケてますかね? 故国デンマークではお札の顔になっているそうな。
2日前のこと、某熱帯雨林で注文しておいたニールセン交響曲第2番のCDとスコアが届いた。次の演奏会で弾く曲だ。あまりメジャーではないので通販で買うのが一番早いだろうと思ったのだ。
箱を明けて驚いた。スコアがでかい。いつも使っている、いわゆるポケットスコアのサイズが文庫本より一回り大きい程度。ところが今回取り寄せたニールセンのスコアはなんとA4版。指揮者が使うサイズだ。一介のアマチュア団員が使用するには恐れ多い。……気がする。
もちろん、ニル2なんてポケットサイズでは出ていないのだけどね。
で、さっそくスコアを広げながらCDを聞いてみる。決して易しくはないが、意外とシンプルなつくりに思えた。
ちなみにニールセンはシベリウスと同い年のデンマーク人だ。シベリウスがフィンランドの代表的作曲家であるように、ニールセンもデンマークにとってはそうだった。
しかし、あの一癖もふたクセもあるシベリウスの音楽に比べるとなんて端正なんだ!(この場合はカレリア組曲ではなく交響曲第2番のことを指す)
ニールセンの交響曲第2番には「4つの気質」という副題がついていて、当時流行っていた「人間の気質は基本的に4つに分類できる」という説に基づいて作曲されたものであり、結構実験的な部分もある。それぞれの楽章は次のように4気質を表したものとされている。
第1楽章 胆汁質 (短気で怒りっぽい)
第2楽章 粘液質 (知的)
第3楽章 憂鬱質 (陰気でメランコリック)
第4楽章 多血質 (陽気で活発)
実際に聞いてみた印象としてはかーなーり微妙だ。もっと聞き込めば納得できるかもしれないが。
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