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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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今となってはちょっと懐かしい音

最近は知り合いが出演する演奏会に出かけることもめっきり減ったが、先日はうまくスケジュールが合って、アセンブル管弦楽団の演奏会にお邪魔することができた。場所はまだ新しい東海市芸術劇場。
このホールで聴くのは2回めだけども、音がバランスよく聞こえるし、後方の席でも舞台を近く感じることのできる感じの良いホール。

曲目は以下の通り
ロッシーニ 「セビリアの理髪師」序曲
ムソルグスキー作曲 リムスキー=コルサコフ編曲 禿山の一夜
ドボルザーク 交響曲第9番「新世界より」


演奏を聴いた限りでは、完成度云々よりも音楽を演奏する楽しさを大事にするタイプのアマチュアオーケストラとお見受けした。
そこにプラスアルファして、地域の人に気軽に音楽を楽しんでもらいたい、という理念もうかがえる。というのは、入場料が無料で、整理券も必要ないからで、一般的なアマチュアオケの演奏会なら800円~1000円ぐらいは取る。

無料結構、太っ腹ではないか、お客も増えそうだし、と単純に考えがちだが、無料にはリスクもついてくる。いちばんの懸念が客層の問題。「タダだから入ってみた」という人たちは、いわゆるクラシック演奏会でのマナーを知らないことがあり、時として真剣に聞いている人たちを苛立たせる振る舞いをしてしまうこともある。
アセンブルさんは、そのあたりもちゃんと織り込み済みのようで、プログラムには「演奏会をより楽しんでいただくために」という指南書もしくは注意喚起のチラシがはさまれていた。注意喚起とはいえ、決して上から目線の文章ではなく、あくまでも「みんなで楽しむために」というスタンスで書かれているので感じが良い。

演奏会は演奏者だけで作るものではなく、
聴いていただくお客様がいてこそ成り立つものです。
演奏者とお客様両方が気持ちの良い演奏会にするために、
みなさま一人ひとりのお気遣い、思いやりの心をお願い致します。

すべての思いはこの一文に集約されていると思う。この楽団はリスク込みであえて無料開放としているんだなというのが感じられて潔いし、おそらくは聴衆を育てていきたいという気概もあるのだろう。
自分の立場としては、たとえアマチュアであっても演奏会を開く以上、チケット代はいただくべきだし、それに見合う演奏を提供したいという考えなのだが、こういうのもアリだと思う。

あとは…この演奏レベルだから無料なのかと、高をくくられないように精進を続けてもらえたらいいなと思った次第。
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