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びおら弾きの微妙にズレた日々

今回も打楽器センターはやってくれました

昨日は長久手フィルハーモニー第19回定期演奏会@文化の家森のホールにお邪魔してきた。

今回のプログラムは…

ボロディン 歌劇「イーゴリ公」序曲
コダーイ 組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
ドボルザーク 交響曲第7番

指揮 今村能

できてから13年のアマチュアオケで、毎年じわじわと力をつけてきているのがわかる。
今回も色々楽しませていだいた。
対向配置だとか、ひな壇最後列に陣取った打楽器センターだとか。何より目立ったのは「ハーリ・ヤーノシュ」で登場したツィンバロン。
(ツィンバロンって?→)



ハーリ・ヤーノシュではほかにも特殊楽器が要求されていて、すべて揃えるのはとても大変。例えば打楽器だと、シンバル、トライアングル、バスドラなどに加えて、ピアノ、チェレスタ、チューブラーベル、シロフォン、グロッケンシュピール、タムタムなど、いったいどれだけ要るんだー、ここに登場しないのはハンマーと大砲ぐらいじゃないか、いうレベルなのだ。
管楽器ももちろん、コルネットやEsクラリネット、アルトサックスなど通常あまり登場しない楽器が並ぶ。客席から見ているとほんとに壮観だった。
でもそれをきっちり揃えてしまった長久手フィルの意気込みや良し。しかもツィンバロン奏者は全国的にも有名なプロの先生で、ハーリの演奏後にアンコールを2曲弾いてくださり、東欧の情緒あふれる音色を堪能することができた。800円のチケットでここまで楽しんでいいものかというほどのお得感。

その意気込みが反映されて、ハーリ・ヤーノシュに関してはものすごい熱気を感じた。打楽器センターは完璧に仕事をこなし、ソロを担当した人たちは、技術のみならずブレッシャーとの戦いで大変だったのでは、と思うのだがすごく頑張っているのが伝わってきた。
曲自体の面白さも十分伝わってきて、これは実家に帰って父が持っていたはずのLPを発掘せねば、という気になった。でもナマで見るのが一番楽しい。

反面、休憩後のドボ7ではちょーっとテンション下がっちゃった印象を受けたけどね。でももともと曲が落ち着いた感じだから仕方ないのかな。これが8番や9番など、ドボルザークの中でも派手な曲であればまた、印象は違うのだろうけど。
解説を読んで初めて知ったけれど、ドボルザークはブラームスとも交流があり、7番は特にブラームスの影響が強いのだという。言われてみればなるほど、あの渋い曲の作り方はブラームスっぽい。それで実際の演奏もブラームスっぽく内声部から盛り上がる感じで、悪くない出来だったと思う。少なくとも弦楽器の人たちが地道に練習を積んできたのはよくわかる。望むべくはもう少しメリハリがあればと。ここで言うメリハリというのは、押したり引いたり、音楽上の駆け引きですな。

全体的には、オケ全体がバランスよく鳴っているかな、という印象を受けた。バイオリン族のピッチの悪さはあまり気にならず、楽器同士の掛け合いもまずまず音楽の流れに乗れるようになったのではと思う。

次回の演奏会はクリスマスのイブイブにくるみ割り人形をバレエ付きでやるそうで。これはこれですんごい楽しみ。
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