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びおら弾きの微妙にズレた日々

今年はクリスマスプレゼントが来た!


先日はこんなコンサートへ行ってきた。
ヴァイオリン:古澤厳 ピアノ:塩谷哲

毎年12月上旬に行われるMARUWA主催のクリスマスコンサート。地元に利益を還元ということで、抽選で1000人を無料招待している。毎年、クラシックを中心に質の良いコンサートを開いているため大人気で、抽選に応募する人数はものすごい数になるという。
いつもは「どうせ当たらないから」と応募すらしなかったのが、今年はふと虫の知らせというか、何となくひっかかるもものを感じて応募してみたら、スコンと当選してしまった。とくに出演アーティストのファンでもなく、ただ、最近お疲れ気味だから何かよい音楽を聴きたい気分になっていただけだったのに。これをビギナーズラックという(微妙に違う気はするが)。うん、今年の運気は使い果たした。

今回のプログラム
アンコールは、モンティのチャルダッシュ

古澤氏も塩谷氏も、クラシックを基調としながらテレビ番組に音楽を提供する、あるいは出演するなど、ジャンルを超えた音楽活動を展開している。
二つの才能がぶつかるとどんな音楽ができるか、というライブならではのお楽しみがあって、ふつうは譜面通りに演奏されるはずのクラシックの名曲がどんどんアレンジされて変化をとげてゆくのが面白かった。二人の演奏家の真剣勝負があって、すごく熱があって楽しい。やはり音楽の神髄を楽しむなら、ライブで聞いてなんぼかもしれない。そして、ジャズが面白いかも、と初めて感じた。今まではお行儀よくCDに収まった曲しか聞いたことがなかったが、本来のジャズは。ライブでの当意即妙な応報と熱気があるのが前提なんだなあと思ったり。

面白いのは、がっつりクラシック畑を歩いてきた古澤氏はアドリブが苦手なのに対し、作曲・編曲活動をバリバリこなしてきた塩谷氏は譜面通りに演奏するのが苦手で、気分に合わせてアレンジして弾く方が楽だという(そして尊敬する作曲家はブラームス!←この時点でファンになること確定)。
最初のうちは譜面通りにバイオリンに伴奏をつけていたピアノが、曲が進むにつれて自由奔放に合わせてゆくさまがとても興味深かった。また、クラシック曲のアレンジがかなりイケていて、これはもうジャズの領域に足を突っ込んでいるなあとひしひしと感じた。いわゆる「バッハのメヌエット」の変貌ぶり、もとより名曲であるブラ3・三楽章がもとのニュアンスを変えずに現代の大人にふさわしい曲へ変身するさま、ともにお見事というしかない。作曲家でもある塩谷氏が自作の曲を披露する場面もあったが、これがまたなんとも素敵な曲で、その場でもう物販コーナーへ走る気満々になった。もちろんCDをゲットするためである。

ジャケットはおじさん三人でアレかもしれませんが
中身はちょうかっこいい。


<追記>
古澤氏のバイオリンの弓が、明らかに普通の弓と違っていて、ものすごく気になっていたのだが、WiKiで調べたところ、チェロの弓を使用としているとか。ああなるほど。と腑に落ちた。
ちなみに、チェロの弓はバイオリンのものより短くて太い。あと、休憩の前後でバイオリンの音質が違っていたのも気になるといえば気になったな……。
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