忍者ブログ

びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

浜松市楽器博物館

          
ステッキバイオリン↑
音楽プレーヤー以前から楽器の軽量化は計られていたのね

浜名湖へ釣りに行った帰りに、浜松市楽器博物館へ寄った。
朝の6時半に海釣り公園についたので、3時間ぐらい釣りをしてそれからお昼を食べて帰るつもりだったのだが、おかしな話で、ダンナがうっかりオコゼの毒トゲで指を刺してから状況が変わった。痛みがひどいから運転を代われと言われて、ほいほいと運転席に座ったら最後、楽器博物館のある浜松駅前へまっしぐら。実はここ何年も狙ってきたチャンスだった。(^^)v
(オコゼの毒はかなり痛いらしいが、指された直後に血を吸い出したおかげで指が紫色に腫れ上がることはなかった。浜名湖の海釣り公園にはオコゼのほかにも毒のトゲを持つ魚がいるので要注意)

博物館はものすごい充実ぶり。世界の楽器はもちろん、18世紀や19世紀の貴重な鍵盤楽器が展示されている。実際に触って音を出せるコーナーもあって、私だけでなく娘も息子も楽しそう。

嬉しいことに馬頭琴も試し弾きできて、わくわくしながら弾いてみた。馬頭琴はバイオリン族と同じく弓が馬の尻尾の毛でできているが、驚いたことに弦もまた馬の尻尾の毛なのだ。これで音が出るのかいなと思ったらちゃんと出てびっくりした。ただ、試奏用の弓には松ヤニが足りないかも? 弓がつるつる弦の上をすべってすごく音が出しにくかった。わずかに出た音の感触は……渋いというか、朴訥とした深い音が出る。ブーブー唸る感じが、ヴィオラ・ダ・ガンバに似ているかもしれない。しかし音程を取るのが難しそうだな。

本音を言えば展示されているすべての楽器の音を出してみたかったりするが、さすがにそれは無理。代わりに主要な楽器ごとに、ヘッドホンでデモンストレーションが聞けるようになっている。これが実に興味深くて面白かった。楽器はそれを生み出した民族の文化を非常に色濃く反映している。なぜそういう形態の楽器や音楽に至ったのかとかを調べ始めると必ずと言っていいほど政治的・社会的な要因につき当たる。

バイオリン族やヴィオール族、その他ヴィオラダモーレなど、変り種の弦楽器も展示されていて、それこそ張り付くようにしてながめてきた。ああ、面白かったなぁ。次の狙いは、浜名湖北東部にある館山寺のオルゴール博物館なのさ♪


これは「序曲〈夏の夜の夢〉」で使われていたオフィクレイドという金管楽器。
今ではもう過去の遺物になってしまったので、チューバで代用されている。
PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

浜松市楽器博物館

  • by zunco
  • 2009/09/06(Sun)23:34
  • Edit
 ここ、楽しいですね。
 できれば全部触って音を出したいです。ほんとに。

Re:浜松市楽器博物館

  • by O-bake
  • 2009/09/07 19:58
あんまり楽しくて時間のたつのを忘れそうでした。
楽器の感触を確かめたくて、うっかり触りそうになって、何度手を引っ込めたことか(笑)

浜松市楽器博物館

  • by 猫田
  • 2009/09/07(Mon)00:46
  • Edit
行って来られたんですね。
馬頭琴は、私は試奏しなかったので羨ましいー。
もう一度行きたいところのひとつです。

Re:浜松市楽器博物館

  • by O-bake
  • 2009/09/07 20:01
念願かなってようやく行くことができました♪
馬頭琴を鳴らすのは結構難しいと思います。レクチャーして欲しいくらいでした。
私も、ぜひもう一度行きたい場所です。

今月のつぶやき

ネタは切れてからが勝負です

☆CONTACT
→ littleghost703@gmail.com
※@を半角にしてください
☆Twitter→@O_bake
☆読書記録は別ブログO-bakeと読書とひとりごとでつけてます。そちらもよろしく。

ブログ内検索

アクセス解析

過去記事紹介

過去記事紹介・たまに読書ブログへとびます
過去記事紹介・たまに読書ブログへとびます

Copyright ©  -- びおら弾きの微妙にズレた日々(再) --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]