「嘆きの歌」練習記その4。
今回はバイオリンもチェロもそこそこ人数がそろってきて一安心。びおらとコントラバスはやや寂しかったけれども、存在感は負けてない気がした。特にコンバスは一人いるだけでも音の厚みが全然違ってくるからすごい。
コンマスの存在感は言わずもがな。ところどころで入る「嘆きの歌」の解説(ここは骨が歌うところ、ここは惨殺の回想シーン、ここは罪を暴かれた王が正気を失うところ、などなど……)のおかげで、音のイメージがずいぶんと掴みやすくなったし、久しぶりにミニHUPを目撃することができた。
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HUPについてはこちらの記事の
後半部分参照→
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本日の練習は「葬礼」「花の章」、そして「嘆きの歌」2楽章と3楽章を中心に。花の章など、これまで本当に通す程度しか練習してなかったのがバレバレで、トレーナーの先生にしっかりチェックを入れられた。テーマに寄り添うこと、曲のつくりを見渡しながら弾くこと、大事ですね。
個人的には、何度目かの練習でようやく曲全体の見通しがつけられるようになってきた感じ。まあ、相変わらず迷子になるところではなるのだけど、「この辺はテンポアップしてから2つ振りへ」「ここからテンポゆるんで4つ振り」というのが見えるようになってきた。
近・現代のシンフォニーによくあるように、嘆きの歌にも「どれだけ練習しても弾ける気がしない」箇所はあり、たいていは異様に高いポジションで弾くパッセージ。ビオラで7thポジションなんて、どんな罰ゲームよ? などと思う。指はギリギリ届いてもろくに動かせない。
リズム系の難所では、4拍の中に3拍を同居させるという荒業が要求される箇所があって、どうやって勘定したらいいものかしばらく頭を悩ませた。ええ、メトロノームが4つ音を打つ間に均等に3つの音を押しこむわけですよ、奥さん。
それで、昨晩、ひとりで練習しながら考えてみた。
一小節が12個の♪で構成されているとする。一定のリズムで♪が打ち鳴らされているとして、
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪ → ♪×3のかたまりが4つと数える→4拍子
♪♪♪♪ ♪♪♪♪ ♪♪♪♪ → ♪×4のかたまりが3つと数える→3拍子
このように勘定すれば、同じ一小節間で、4拍子と3拍子を自由に行き来できる\(^o^)/
オマケだけども
♪♪ ♪♪ ♪♪ ♪♪ ♪♪ ♪♪ → 6拍子
♪♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪♪ → 2拍子
とりあえず理屈はわかった!
あとは身体がついてゆけるかどうかだ。(コレがかなーり問題)
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