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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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室内楽の面白さ

週が明けて落ち着いたところで、あらためて室内楽の感想など。

今回弾いたのはモーツァルトのクラリネット五重奏から、1楽章のみ。
後期の曲のせいか、饒舌さは影をひそめて、無駄のない透明な響きが魅力。
そして、フレーズの切れ目が小節のど真ん中という恐ろしさ。聞いているとごく自然に切り替わっているのに、楽譜を見てあらびっくり、「こんなところで切れてるのね」
例えば4拍子のリズムの中で、2拍目までがフォルテで、3拍目からはいきなりピアノになっていたりする。これは3拍目から新しいフレーズが始まっているから。
さすがに天才は曲の作り方も自由闊達。

ほとんど初めて挑戦した五重奏は細かいことを抜きにすれば、結構楽しい体験ではなかったかと思う。
隣のバイオリンやチェロとぴったり息が合ってリズムを刻めたり、逆に裏打ちで入れた合いの手がきれいに決まったり、フレーズの終わりで、全員そろってカッコよく決めることができたり。
中間部の見せ場部分、細かいアルペジオを1stバイオリンからチェロまで次々とつないでゆくところは、非常にスリリングだった。これは水が流れてゆくようになめらかに華やかに弾けるのが理想で、どの程度上手くいったのかは客席にいた人しかわからないが、そういう場面を弾けるのが楽しかった。
残念なのは、メンバー全員がそろって演奏できたのが、本番当日のみだったということ。もう少し何度も合わせれば、互いにもう少し聞きあう余裕が出て来るし、楽しみながら弾けるんだけど。

どうやら、来年は本気でブラームスのクラ5を演るらしい。昨日の合奏の合間に、1stバイオリンを担当していたAちゃんが来て「これ、原譜のまま渡していい? それともコピーとろうか?」と楽譜を差し出した。
うーん、1年がかりで仕上げるのか。気の長い話だけど、そのぐらいしないと無理だろう。なにしろ、あのブラームスだから。
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今週のブラックジャック(Karte:61)

第61話 二人のピノコ

今回はいつも以上に社会派一直線の話でしたよ。
特殊金属を生産する大企業に呼ばれたBJ。そこの工員の治療をするためでした。出向いた先で見つけたのは、ピノコそっくりの少女と海岸の砂に混じった特殊金属。

へたれびおら弾き

室内楽演奏会の本番が終わった。

リハーサルはそこそこ上手くいったと思う。
先週現れなくて大騒ぎしたクラリネットのお嬢さんはバッチリ吹けていた。
(彼女の右手首には湿布&サポーターがしっかり巻いてあったから、たぶんこの一週間は死ぬ気で練習したんだろう)
初めて5人であわせたが、それっぽい仕上がりになって安心した。

そのあと、本番まで3時間近くあったので、のんびり買い物などをして過ごしたのがいけなかったのか、それとも前の晩に夜更かしして寝不足だったのがいけなかったのか。

いざ本番。
……これまで一度も落としたことのなかったフレーズを落とした。 頭の中から拍の勘定が消えて冷や汗をかいた瞬間が二回。
なんかもう、後悔しきれない。
でも、クラリネットのお嬢さんは本番後に言った。「来年はブラームスのクラ5やろうね」

まだ、頭の中にはクラ5のメロディが鳴りつづけている。

明日は、オケの練習がある。しかも、本番指揮者が、急に都合をつけて振りに来る。そんなの予定外。まだシベリウスもモーツァルトも、さらいきれてないよ。
明日は明日で泥沼なのさ。

東京カルテットのクラリネット五重奏

いよいよ明日が室内楽の本番。
一回しか合わせてないけど(しかもクラリネット抜きで)大丈夫なんだろうか。

自分も、最後のあがきで弾いて見たけど、うーん。一朝一夕には上手くならないね。他のメンバーの足を引っ張らない程度には弾けるはずだけど。

そして、お手本となる演奏を聴く。
先日地元の図書館で、意外にもこの曲を見つけたのだ。あわてて買うんじゃなかった。
それがこれ→

クラリネットは、リチャード・ストルツマン。弦楽器は、協奏曲の方がイギリス室内管弦楽団で、五重奏の方が東京カルテット。
これがなかなかいい感じ、というか私好みの音で気に入った。先日買ったウィーン八重奏団が懐かしい響きを持つとすれば、東京カルテットは現代的な音。
なんていうのかな、前者は各楽器の音がほどよく溶け合っている良さがあって、後者はお互いに緊張感をもって対立しながら響きあっていると言ったらいいのかな。
聴けばすぐにわかるんだけど、言葉で表すと難しい。

もう年かな

先日ちらりと話題にした小田さんの「そうかな」をレンタルしてきた。

久しぶりに新しい曲集を耳にするけど、実はほとんどがCMやドラマのテーマ曲として使われている。

最近の小田さんは、一種悟りの境地というか、歌詞がつきぬけてるなあ。

でもだめだ、もうついていけないかも。歌詞だけ見ると、結構好きな言葉もあるのに、曲を聴いても妙に冷めてしまう。
きっと、人生のどこかで曲がり角を違う方に曲がってしまったんだろう。

今月のつぶやき

ネタは切れてからが勝負です

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