一年で一番寒いというこの時期に、学年最後の授業参観。
今回は、親も勉強することができて、なかなか面白かった。
一年生は、コンピュータールームにて、スライドを見ながら「きゅうしょくだいすき」という総合学習をする。
調理員しか入ることのできない調理室の様子を、スライドで見ながら、給食がどうやって作られるのかを学習。
大きななべやオールみたいな巨大しゃもじにまず驚き、給食1食分(全校生徒役500人)の材料の多さに驚き、また、クリームシチューのルーが手作りなのに驚く(親が)。
一年生はかわいい。スライドが変るたびに「おおー」とか「ぎゃー」とか叫び声をあげて驚く。そのあと騒ぎ出すのだが、栄養士の先生のお話が始まると、ちゃんと静かになるし、担任の先生に行儀が悪いとしかられると、(一応)なおして、きちんとすわる。もちろん、5秒もすればごそごそ動きはじめるのだが。
最後に、大きなバケツ一杯の食料が映し出された。
先生「これは何でしょう」
子どもたち「焼きそば!」
答えは、食べ残し。
それを聞いた一年生は神妙な顔になっていて、そこがまた可愛かった。だからといってお残しが減るわけではなさそうだけど。
一方、4年生のお姉ちゃんたちは、やはり総合学習で点字のことを学ぶ。
点字翻訳のボランティアの人たちに来ていただき、点字を打つ道具を実際に借りて、短い文章を自分で点字にしてみる。
私自身も、点字の道具を見たり、50音一覧を見たりするのは初めてで、興味深かった。
点字は、手話とは違い、ローマ字みたいに規則性があるので、意外と覚えやすいかもしれない。
そして、打つときと読むときでは、左右逆になるというのも初めて知った。このシステムを考え出した人はすごい。
なかなか面白い体験授業ではあったけれど、ここからもう一歩踏み込んで、目の見えない人たちがどんな感覚で暮らしているか、までやってくれると、もっと良かったな。