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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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今日も練習

2週間ぶりのオケ。よく考えたら、本番まで一ヶ月切っているんだよな。
少しずつ弾けるようになったとはいえ、まだまだ不安な箇所は数多く。

「売られた花嫁」は難しいのが分かっていて、みんなそれなりに練習するので、ゴールが見えてきたような気がする。
自分も弾けるし、オケ全体が互いに合わせる余裕が出てきたみたい。だから、弾いていて楽しい。

「田園」は発展途上。
出来るところは出来るが、問題有りの箇所は数多く。
そして何が難しいって、ダイナミクスをきちんとつけること。ピアノやフォルテといった音量のコントロールが出来ないと、曲としてのメリハリがまるでなくなってしまう。それが分かっていてもなかなか思うようにできない。
楽譜通りに弾くと言うことは正しい音を出すのみならず、音量や音質にまで気を配らなくてはいけないので、難しい。

メンデルスゾーンのVnコンチェルトは、これが大問題だな。
ひどく難しい曲ではないので、練習を後回しにしてきた結果、今になっても入りがよくわからない場所があったり(滝汗)。 この良くない現象は、自分ばかりではなさそうなので、本番前にソリストがきたとき、オケがちゃんと合わせられるのか非常に不安。

次回から、いよいよ本番指揮者による練習が続く。 楽しみだけど、まともに弾ける場所を増やしておかなきゃ。
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夏だけど春

昨日の昼食の友は、シューマンの交響曲第一番「春」
バーンスタイン指揮、ウィーンフィルの演奏。

なんでこの曲を聴く気になったかといえば、先日カーラジオから聞こえてきて、明らかに知っている曲なのに、タイトルがとっさにわからず悔しい思いをしたから。(なんて理由)
歌えるのにタイトルが分からない曲って、すごくもどかしい。

「春」は、かつて学生オケで弾き、今でもお気に入りのひとつ。
春を迎えた喜びや陽気さに満ちあふれていて、文句なしに好きだ。
(弾くとなれば話は別だが……特に報われない2楽章は勘弁)
この曲は、シューマンのフロレスタン的、つまり明るい面が強く出ているんだろうな。
ヨーロッパ北部では、冬があまりに長くきびしいため、春がくると本当にネジがゆるんでしまう人が出ると噂で聞いたことがある。

じっくり聞いてみて、この演奏は音が生きている、と思った。
シューマンに限らず、作曲家はスコアに記す音のすべてに意味を与えていると思うのだが、その意味をくみ取り、解釈してオケに指示を与えるのが指揮者だ。
それで、実際に音に命を与えるのが演奏者。
昨日聞いた版はそういう意味で完璧に思えた。
シューマンに直接語りかけられている錯覚さえ起こすほどに。
管弦楽ってすごい芸術だよな。

生演奏はいいな

先週の土曜日、コンサートに行って来た。運良く招待券が手に入ったのだ。
愛知県芸術センターで催された、ベートーベンマラソンコンサート。
17日金曜日の晩から18日土曜日の夜にかけて、交響曲を1番から9番まで、オケを交替しながら演奏する。
聞きに行ったのは、15時45分から演奏される6番と7番のセット。
せっかくの招待券なので、一曲でも多く聴けたらそれに越したことはないが、時間的な問題もあって、来月演奏しなくてはならない6番をとりあえず押さえておくことにした。7番がお気に入りの曲であることはもちろんだ。
本当は続いて演奏される8番と9番の組み合わせも聞きたかったんだけど、夕刻になると家に帰って夕食の支度をしなくてはならないのが子持ち主婦のつらいところ。
でも、もし9番まで聞いたらぐったり疲れそう。何しろ、7番を聞き終わった時点で「お腹いっぱい」と感じたから。

会場受付で招待券を受け取り、席を確認したら、なんとS席。だが喜んだのはつかの間、2列目、舞台のすぐ下の席だとわかって、ちょっとがっくり。
こんな前では、バイオリンやチェロは手元の動きまでよく見えるが、金管も木管も見えやしない。
せっかく、ホルンが左にきてティンパニが中央に来る配置だったのに。

聞こえてくる音は、オケ全体が調和したひびきでなく、個々の楽器の音が生々しく聞こえる。特にホルンやフルートはすぐ側で聞いている見たいな音。(余分な雑音まで聞こえてしまったというのはここだけの話)
しかし弦楽器群は、すぐ側で聞いてもやはり絹織物みたいに艶やかな音だったので、さすがプロだと思った。それに弓使いがはっきり見えて勉強になる。
特にチェロ・バスの音が格好いい。低音がしっかり響くとそりゃもう素敵で。(>_<)

聞いていて思ったのは、プロはピアノやピアニッシモの音色が美しいということ。アマオケだとそうはいかない。そもそも音量が落ちないし、落ちたと思ったら弱々しい響きになるし。
音量の差をきちんと出せると、それだけで曲にメリハリがつくんだな。
特に、7番の2楽章、中・低弦で奏でられるあの有名な主題が、張りつめたピアノから始まって、途中でピアニッシモにすっと落ちたとき、背中がぞくりとした。そして驚いた。
「まだ音量が落とせるんだ!」

やっぱり、たまには演奏会に行って耳を肥やさなくては。

今週の練習

先週おさぼりしたが、今日(正確には昨日)はちゃんと練習に行ってきた。
オケとしても自分としても曲の流れがつかめてきたかな、という手応えがあった。
ところどころ、音がうまくかみ合う瞬間があって、「そうそう、これが合奏なのよ」と一人で感激する。

それだけでなく、日ごろの練習が効果を現してきたのか、ようやく指が速さについてゆけるようになった。
あの忙しい「売られた花嫁」を弾いているときに、「あ、ちゃんと指がまわってるじゃん」と感じられたのだ。
田園の2楽章も以前よりは弾けている。こつこつ練習を続ければ、ちゃんと弾けるようになるんだ。
ごく当たり前のことだけど、効果が見えないのに続けるのは難しいんだよ。

月の光は本当にはかないのか

昨日予告した通り、本当に「月光」ソナタを買ってしまった。
中古屋に行ったら待ちかまえているかのように棚に並んでいた。
カップリングは、ピアノコンチェルト「皇帝」と、月光と同じくらい有名なピアノソナタ「悲愴」。
演奏者はClaudio Arrau。録音が1960年代前半と、少々古いのが気になったが、とりあえず曲が欲しくて買った。

家に帰り、昼食を取るのももどかしくCDをセットする。
期待しすぎたのかな、どこか気に入らない。
1楽章と2楽章はいいとして、3楽章がしっくりこない。はっきり言うとかったるい。
同じように激しい曲調で、悲愴の1楽章は聴けるのになあ。
昨日読んだ本に影響されすぎたかも。

どなたかおすすめの「月光」はありませんか。

今月のつぶやき

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