秋の犬山探訪。
今回は犬山駅で名鉄電車を降りて、ランチを出しているカフェをさがしつつ城下町をうろうろ。途中、古民家を再利用した無料休憩所を見つけ、屋台で買った山菜入り稲荷ずしとペルー風焼き鳥を持ち込んで食べる。畳の上は落ち着く。のんびり。
その後、犬山城の正面まできたところで左に折れて有楽苑方面へ。立派な名鉄ホテルの敷地をつっきり、木曽川沿いの道に出て辿り着いた先は。
犬山館でした。
本当は何しに来たかというと、祝祭オーケストラの合宿練習。ブルックナーの8番をガンガンに練習しますよー、という感じで。
残念ながら、お泊まりはおろか2日目の参加すら叶わなかったという、いかにも不完全燃焼な合宿で残念だったけれど、おかげでシップのお世話にならずにすんだ。
いつものごとく、練習中は苦労と恍惚が混じるという、どこかの修行僧みたいな感覚だったが、低音域が充実していたのと、ティンパニが入ったおかげで非常にメリハリがついて弾きやすかった。うん、ティンパニは炸裂してましたねぇ。
コンマス氏がまたまた不在でHUPをあきらめていたところ、この日はセカンドバイオリンのトップ氏が何度も気合の入ったHUPを見せてくれて驚いた。最初はびっくりするが、慣れてくるとそれなしでは物足りなくなる恐ろしさよ。
夕方の休憩中、どうしてもお腹が空いて気力がもちそうになかったので、コンビニを探して宿の周囲をウロウロ。すると、おしゃれなカフェを見つけ、どんなメニューを出しているのだろうと気になってのぞいたら、店のお姉さんが可愛らしい声で「お持ち帰りできますよ」と。
結局、中でコーヒーとスコーンをいただくことに。贅沢すぎる休憩時間。
夕方の部の練習が終わり、せめてアンサンブル大会に出てから帰りたいなと思ったが、するとその日のうちに家に帰りつけるかどうか怪しくなるので、後ろ髪を引かれる思いで宿を出た。
宿を出ると、すぐそこで鵜飼。風情があって良い。やっぱり観光だ……。