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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

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シャガールは何に描いてもやっぱりシャガール

年が変わってからずっと楽しみにしていた愛知県美術館のシャガール展、ゴールデンウィークの谷間を狙って見てきた。

今回の展示は、舞台美術や聖堂のステンドグラス、オペラ座の天上画など、キャンバス以外の大作が中心となっていて、シャガールの別の面を知るよいきっかけとなった。というのも、それまで自分が持っていたシャガールのイメージというのが、天才にありがちな、内面を掘り下げることに夢中になりすぎて人付き合いがうまくできない芸術家、であり、そのイメージのもとになったのがどの作品にも必ず顔を出す特定のモチーフと、独特の色の配置だった。ちなみにシャガールの色使いは、色彩学の専門家に言わせると病的な気質を示す合わせ方なのだという。


しかしこの展覧会では、シャガールの年をとっても一向に衰えない創作欲、創作を進めるために必要なコミュニケーション能力を見せつけられることになった。カンバスだけでなく、舞台美術、ステンドグラス、陶芸、織物など、様々な素材を使って独自の世界が表現されているわけだが、それを成功させるには各分野の職人との密接なコラボが必須だ。作品からはシャガールが各分野の職人の尊敬を見事に勝ち取った痕跡がうかがえる。そして実は「精神的に病んでいそうな天才」というイメージの真逆を行く職人的で健全な仕事ぶりの芸術家だったと知る。


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当たりがあればハズレもあるし

たまたま招待券を手に入れたので、電車にゆられて某アマチュアオーケストラのコンサートを聞いてきた。メイン曲がシューマンの交響詩1番「春」だったので楽しみにして出かけたのだが――


桜が散ってから犬山城


出歩くのに調度良い暖かさになったので、職場の人と一緒に小牧線に乗ってのんびりと、犬山まで小旅行。犬山といえば色々観光地はあるけれども、今回のメインは渋めに犬山城。そのついでに城下町っぼい作りの商店街をふらふら歩いてきた。

日本最古の木造天守閣を持ち、国宝に指定されている犬山城の内部は、黒光りする床や柱に年月の重みがずっしり。噂通り階段は恐ろしく急で、手すりがなければ昇り降りできないほど。(しかしこれで恐れていてはいけないらしい。通りすがりのオジサンによれば彦根城はもっと急で狭い階段であるため、リタイア者続出だとか)さらに天守閣はスゴイ。窓から回廊に出てぐるりと一周することができるのだが、欄干は腰の高さより低い。床板のすき間から下の景色がちらちら見える。スリルを感じながら見渡せば得も言われぬ絶景が広がる。なにしろ木曽川のほとりに建っている。山、川、城下町が一気に手に取れるような近さで見晴らすことができる。強欲で力のある人間なら目に映るすべてを支配したくなるだろうなぁ。
※でも高いところがダメなひとは中で歴代城主のお顔を拝んでいましょう。


否定はしない

この春から大学生になった娘が、さっそくサークルに入った。音楽系のサークルだけども、そこで友人経由で大学オーケストラについての噂を仕入れてきた。

「大学オケってすごい厳しくって軍隊みたいなんだって」
「大学に行くんじゃなくて〈オケに通う〉ようになるらしい」
などなど。

すみません、否定はしません。
そこに経験者としてもう一つ付け加えるなら
「弾けないヤツは黙る」


おそろしいですねー、こわいですねー。
何が一番恐いって、大学オケにいったん入ってしまうと、先に挙げたような恐ろしさを感じなくなってしまうところ。

軽く解説してみよう。


とうとう観念しました

新年度を迎えて、家のこと、地域のことから解放され、さあこれからは自分のためにたっぷり時間が使えると思った途端に、とある起動スイッチが入ってしまい、それが自分の意志を超えた何かに操られているみたいでもう笑うしかないなど。
関係ないけど、夜桜の小道。
何処へ続くかわからないという意味では似たようなものかも。

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