演奏会本番が終わった。そりゃもう修羅場でしたよ。
本番中に「今すぐにでも帰りたい」と思った演奏会は初めてだ。
願わくは、お客様も同じ思いを抱いていませんように。
残念ながら消化しきれなかった超豪華プログラムはこちら。
ボロディン だったん人の踊り
プロコフィエフ 交響曲第一番「古典」
ラフマニノフ 交響曲第二番
アンコール ハチャトゥリアン 「仮面舞踏会」よりワルツ
プロコもラフマニノフも恐ろしい難曲で、音符の量の多さ、それにハイポジションと臨時記号の嵐で、練習してもしてもちっとも弾けるようにならない。
もう少し時間が取れればよかったのかもしれない(それでも普段よりは真面目にさらったのよ)が、物理的には、仕事やら家庭の事情とかで(実家で問題が発生したとか町内会の役が回ってきたとか家人の世話とか)で、どこをどう絞っても、これ以上は練習時間が取れませんって日々。
この悪条件を考えればむしろ頑張ったほうなんじゃないかと思わなくもないが、本番中にあちこち事故があったりオチたりしてマジでもう舞台から降りたいと思ったのも確か。
結果から言えば、潔く今回の演奏会はパスして、自分の代わりにきちんと弾けるプロ級のエキストラを紹介した方がよかった気がする。