二日目の話に入る前に、お犬様を連れ歩いた感想を。
出かける前は気がかりなことが多かった。トイレの場所やタイミング、吠え声がうるさすぎないか。水分不足になってないか、暑さで体調を崩さないか。
しかし、犬は人の気遣いを知ってか知らずか、車の中に居るときは比較的機嫌がよく、粗相することもなかった。まめに外を歩かせたせいかもしれない。それに人間といっしょにいることが苦になるどころかものすごい嬉しいらしい。
ケージには入れなかったので犬は好きに車中を移動し、目覚めているときは誰かの膝の上、眠くなったら後部座席の子どもたちの足元でゴロゴロしていた。退屈になったら犬を構えばいいので、面白かったが、おかげで車の中が毛だらけ。なにしろポメラニアン。アレルギーを持っていたら悲惨だったろうと思う。
臭いは前日にシャンプーをしていったせいか、さほど気にならなかったが、これはきっと慣れてしまったからに違いない。だんだん日常が犬に侵食されてゆく……。
いろいろあったが1〜2歳児を連れ歩く手間に比べたら楽勝♪ 犬のほうがそれなりに意思疎通もできるしね。