忍者ブログ

びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「娚の一生」(おとこのいっしょう)

4091322697娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)
小学館 2009-03-10

by G-Tools


全三巻。一息ついて現実逃避するにはほどよい分量。
51歳の哲学者教授と30代中盤のちょっと人生に疲れてしまった辣腕OLの恋愛物語。
いい夢を見させてもらいました。
1巻目は、一方的に言い寄られるばかりでひたすら逃げに徹するのOLの女の子にどうしても共感できなかったのだけど、最後まで読み通してみて、これは目の前の幸せの価値に気づけない、あるいは気づこうとするどころか明後日の方を向いて逃げ出してしまう女の子たちに向けた物語なんだなと気がついて優しい気持ちになった。
PR

ほぼ初体験のワーグナー

今日は久しぶりのコンサート。ワーグナーの「指輪」の抜粋を聴いてきた。
演奏会内容について、詳しくはこちら→名古屋ワーグナー管弦楽団
アマチュアがよくもこんなに難しい曲を演奏しきったなぁ、本当に凄い面々だと思う。が、演奏の出来不出来についてのコメントはよそをあたってもらうことにして、ここでは、「指輪」についての個人的雑感を書き記すことにする。

いやもう、本当に中身の濃い演奏会で、聴き終わったらお腹いっぱい。帰宅してからパンフレットにじっくり目を通しながら演奏会のあれこれを思い返す。が、簡単に消化しきれるような内容ではなく、ただ、ブリュンヒルデ役の方が、魂の底から声を絞り出すような激しさで歌っていらしたのが強く印象に残っている。愚直なまでに純粋なジークフリートとは対照的で、女性とはつくづく業の深い存在だと共感した次第。(だからこそ世界を救えるのです←きっぱり)

ストーリーについては、曲の合間に解説が入ったこと、そしてパンフレットに詳しく説明が書かれていたおかげですんなり理解ができた。もちろん前もって映画版「ニーベルングの指輪」を見ていた効果は大きいが。(←この作品はワーグナーの「指輪」とは少し設定が違うし、ワーグナーの音楽も一切登場しないが、ジークフリートとブリュンヒルデの物語を中心に据えて作られており、愛と裏切りの構図はワーグナーの指輪とほとんど同じ)

「鋼の錬金術師 25」

475752840X鋼の錬金術師 25 (ガンガンコミックス)
スクウェア・エニックス 2010-04-22

by G-Tools


盛り上がる場面がありすぎて、何を書いてもネタバレしそう。
かといって「面白い!」だけで済ますわけにもいかないし……。ということで、たたんだ先はちょっぴりネタバレありってことでお願いします。

お洒落は気合いだ

読書記録ばかり続くのも殺風景なので、たまには日常話を。
あ、その前に拍手ポチポチありがとうございます。特に読書記録に拍手を頂けると、多少なりとも本の紹介が役に立っているのかなと嬉しくなります。

さて。
今年の春は寒暖の差が異様に激しい。半袖Tシャツが欲しくなる日が来たかと思えば、直後には真冬の寒さ。おかしい。「暑さ寒さも彼岸まで」のはずなのに、未だにストーブが活躍中。
にもかかわらず、今週の半ばに冬物の片付けを決行してしまった。

1.2.3をフランス語で言うと……

この週末は土日連続で指揮者来団日。前回、とんでもない目にあったので、この一ヶ月団内トレーナーの方々があれこれ対策を講じた結果、なんとかなりそうな気がしてきた。慣れてきたというか、少しずつ呼吸が合わせやすくなってきた感じ。烏合の衆(こらこら)が脱皮して音楽的まとまりを持つ集団へと変わってゆくよ。オケの練習の醍醐味は、こういう瞬間にあると思う。

恐ろしいほどのテンポの変化に振り回された前回の先週と違い、昨日・今日は音色の表現とリズムの取り方を徹底的に練習。
音色については、余韻のある音を求められた。音が切れた後にほわんと響きを残すようにするのがポイントのようだ。
リズムについては、非常に面白いお話を伺った。フランス人が3拍子をカウントすると、1・2拍目がやや詰まり、そのぶん3拍目をゆったり取ってしまうらしい。というのも、フランス語で123をカウントすると、アン・ドゥ・トロワとなり、発音の都合上どうしても3拍目に時間を食うからだという。(真偽の判断は自己責任でシル・ヴ・プレです)
ということで、ベルリオーズやラヴェルの書いたワルツは、そのことを念頭に置いて演奏しないと音楽的に不適切な表現になるわけで、確かに3拍目を強調すると、それらしく歌える。面白すぎる。
ちなみに、日本の3拍子は1拍目が強く長く、イタリアも同傾向なのだそうで。時代と国によって音律に個性があるのと同じく、リズムもまた然り、ということか。
I村先生いわく、21世紀中には新型メトロノームが開発されて、ウインナワルツ風の3拍子、フレンチの3拍子、和風の3拍子、など、微妙にゆれるテンポが機械で再現されて練習できるようになるのではないかとおっしゃっていたが、それはアリかもしれないと思う。いやホントに開発して欲しいです。アマチュアにとっては切実。もちろん、最終的には自分の身体からリズムが湧いてくるようにしないといけないのだけど、それまでの橋渡し役として。

と、家に帰ってからビアノを習っている娘にこの話をしたら、彼女はデフォルトで3拍目が長いのだとのたまった。あんたはフランス人かー!と突っ込みを入れたところで、今年の発表会の曲はラヴェルのパヴァーヌで行こうと話がまとまった。でも先生からお許しがでるだろうか。

今月のつぶやき

ネタは切れてからが勝負です

☆CONTACT
→ littleghost703@gmail.com
※@を半角にしてください
☆Twitter→@O_bake
☆読書記録は別ブログO-bakeと読書とひとりごとでつけてます。そちらもよろしく。

ブログ内検索

アクセス解析

過去記事紹介

過去記事紹介・たまに読書ブログへとびます
過去記事紹介・たまに読書ブログへとびます

Copyright ©  -- びおら弾きの微妙にズレた日々(再) --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]