音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。
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先週末のこと、祝祭管ビオラチームもついにパート練習をすることになった。場所は中村区の「アクテノン」という、かつての給水塔を再利用した円形の研修施設。鶴舞公園の噴水や奏楽堂をほうふつとさせる形で、初めて訪れるのにどこか懐かしい感じ。楽器の練習でも使えるが、演劇関係の方がよく使う施設のようだ。
ふつうは「パート練習」というと、外部講師を呼んだり団内トレーナーに指導を頼んだりして、弾けてない場所を弾けるようにすることが多いけれど、今回は一味違った。
愛知祝祭管練習記「ラインの黄金」編です。
本日は、午前中は訳あって(こちら参照→★)全幕通し、午後からは第2幕と第4幕の練習。
「ラインの黄金」はいちおう4幕に分かれているが、実際の音楽としては曲の切れ目がなく、一度ライン川の情景が立ち上ったら、ニーベルング族の住む地下の国へ下り、すったもんだあった末に、神々が虹の橋を渡ってヴァルハラ城に入るフィナーレまでノンストップ。所要時間はおよそ2時間半。無事に通るのかどうか不安だったが、やってみたら意外といけるじゃないの、と安心した。もちろん、時には迷子になったり、まったく手に負えない箇所もあるのだが、ちゃんと最後まで心が折れずに弾き通すことができた。全体的に見ても、物語の情景がおのずと浮かび上がる瞬間が多々あり、難しいながらも楽しかった。練習の成果は着実に出ているのだなあ。